宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 1 --- ---
1/31 --- ---
1/30 05:55 C2.0

黒点  2/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2489 4 β ---
2490 3 β ---
2491 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:07 301 -5.2
-2 h 311 -4.7
-4 h 297 -8.3
-6 h 296 -7.7
-8 h 288 -6.0
-10 h 278 -6.5
-12 h 271 -5.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -41 -/ -
-2 h -41 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -29 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -21 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^1
2/ 1 0.5 1x10^2
1/31 0.3 2x10^2
1/30 0.4 1x10^2
1/29 0.4 3x10^2
1/28 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 1/27 13:26 太陽でフィラメント噴出が発生し、CMEも飛び出しています。
2016/ 1/28 12:20 CMEの影響は来ないようです。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2016/ 1/29 12:12 2488黒点群が活発になり、C9.6のフレアが発生しました。
2016/ 1/30 13:05 太陽風の速度は280km/秒とかなり遅くなっています。
2016/ 1/31 08:39 280km/秒の低速の風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。
最新のニュース

2016/ 2/ 1 10:14 更新
太陽風は300km/秒と低速ですが、磁場が南向きに変化してオーロラの活動をやや高めています。

担当 篠原

太陽の東端(左端)で、昨日の午前中に、
プロミネンスが噴き上がる現象が発生しました。
見事な噴き上がりの様子を、SDO衛星AIA304の動画で紹介します。

このプロミネンスは、29日くらいから少しずつ姿を現し、
ゆらゆらとやや不安定に動いていましたが、
31日に入った頃から上昇を始めて、ゆっくりと飛び出していきました。
SOHO衛星では、CMEも観測されていますが、
かなり淡い噴出でした。

太陽では、東端から2491黒点群が現れています。
Cクラスに達するフレアの活動はなく、
穏やかに推移しています。


太陽風は、280km/秒から300km/秒に速度が少し上がっていますが、
依然、かなり遅い状態が続いています。

磁場強度はやや強まっていて、
7〜10nT付近でゆっくりと変化しています。
磁場の南北成分は、南向きに振れ続けるようになり、
-5nT前後を推移しています。

このため、磁気圏の活動もある程度高まっていて、
AE指数は、500nT前後の中規模の変化が、連続的に発生しています。
アラスカのカメラでは、オーロラの活動も撮影されていて、
極域の空はにぎわっているようです。

太陽風の速度が遅くなっているので、
磁場の南向きの変化も、もうしばらく続くかもしれません。
それに伴って、オーロラの高まりもしばらく続く可能性があります。



31日に太陽の東端で発生したプロミネンスの噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。