宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:39)
昨日、C2.0の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/31 --- ---
1/30 05:55 C2.0
1/29 16:56 C3.5
13:15 C2.0
06:31 C3.3

黒点  1/30 (NOAA)
磁場 フレア
2488 8 β C4
2489 6 β ---
2490 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:37 277 -3.0
-2 h 274 -1.8
-4 h 279 -0.8
-6 h 266 +0.2
-8 h 260 +0.4
-10 h 265 -0.6
-12 h 274 -1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -6 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
1/31 0.3 2x10^2
1/30 0.4 1x10^2
1/29 0.4 3x10^2
1/28 0.4 1x10^3
1/27 0.3 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 1/26 12:14 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏はとても静かです。
2016/ 1/27 13:26 太陽でフィラメント噴出が発生し、CMEも飛び出しています。
2016/ 1/28 12:20 CMEの影響は来ないようです。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2016/ 1/29 12:12 2488黒点群が活発になり、C9.6のフレアが発生しました。
2016/ 1/30 13:05 太陽風の速度は280km/秒とかなり遅くなっています。
最新のニュース

2016/ 1/31 08:39 更新
280km/秒の低速の風が続いています。磁気圏も概ね静穏です。

担当 篠原

昨日のフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)が、
太陽から西に向かって(右向き)噴出しています。
SOHO衛星LASCO C3の動画を掲載します。
ガスのかたまりが、風船の様に膨らみながら飛び出しています。
地球からは横に向かっているので、影響はありません。

太陽では、その後目立ったフレアは発生していません。
Cクラスのフレアを起こしていた2488黒点群は、
西の端に没しつつあります。


太陽風は、280km/秒とかなり遅い状態が続いています。
磁場強度は、3nTから5nTへ少し上がって、
平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
0nT付近で小さく南寄りに変化する程度です。
磁気圏は概ね静穏で、
AE指数のグラフは、所々に100nTの変化が見られる程度です。


SDO衛星AIA193の太陽コロナの写真を見ると、
北極側から太陽の中央に向かって、
コロナホールが細く伸びています。

このコロナホールは、
27日前は、赤道付近に大きく広がっていて、
1月6日以降の高速太陽風をもたらしました。

現在は、規模がかなり小さくなっています。
太陽風への影響も小さくなり、
今回は、高速の風にはならないかもしれません。



昨日のフレアに伴って太陽の西側に噴出したCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。