宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:05)
昨日、C5.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/14 --- ---
12/13 12:05 C4.8
10:34 C2.2
07:05 C5.9
01:35 C2.6
12/12 15:48 C3.4
12:05 C4.6
07:48 C2.7

黒点 12/14 (NOAA)
磁場 フレア
1912 1 α C5
1917 11 βγ C5
1918 11 βγ ---
1920 2 α C1
1921 8 β C6
1922 4 β ---
1923 8 β ---
1924 2 β ---
1925 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 363 -5.5
-2 h 356 -6.9
-4 h 315 -6.0
-6 h 304 -1.1
-8 h 292 +5.7
-10 h 302 +7.8
-12 h 313 +5.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -16 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 2 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^2
12/14 0.4 1x10^3
12/13 0.6 1x10^3
12/12 0.4 3x10^2
12/11 0.3 4x10^2
12/10 0.3 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/ 9 11:20 太陽風磁場が強く南を向き、磁気圏の活動が高まりました。
2013/12/10 14:00 11月の黒点数は77.6でした。太陽風は穏やかです。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2013/12/11 12:29 太陽風は低速になりつつあり、磁気圏も静かです。
2013/12/12 10:07 太陽は黒点は多いですが穏やかです。太陽風は低速風になっています。
2013/12/13 13:42 太陽でCクラスのフレアが増えています。太陽風はかなり低速です。
最新のニュース

2013/12/14 13:05 更新
太陽風の磁場が南向きに強まっています。オーロラがある程度強まりそうです。

担当 篠原

太陽風の磁場が強まって、南向きに大きく振れています。
これからオーロラの活動が強まる可能性があります。

太陽風の変化は、
昨夜、13日21時(世界時13日12時)に始まりました。
速度は280km/秒から330km/秒へ、
プラズマの密度は2個/cm^3から20個/cm^3程度へ、
大きな変化ではありませんが、それぞれ急に増加しました。
太陽のフレアなどによって発生した急な乱れかもしれません。

磁場強度は、最初に5nTを越えるくらいに強まりましたが、
その後も次第に高まって、今朝には10nTにまで強まりました。
すると、速度ももう一段上がり、
現在は、まだ低速の範囲ですが360km/秒に達しています。
磁場強度も現在は13nTにまで強まっています。

後半の変化は、前周期の太陽風に見られた様に、
コロナホールの影響も及んでいるかもしれません。


磁気圏への影響度を決める、太陽風磁場の南北成分は、
昨夜のうちは北寄りに推移していましたが、
今朝くらいから南向きに変わり、
一時的に-10nTにも振れる様な強い南向きになっています。

このため、磁気圏への影響も高まりそうです。
今のところ、AE指数は300nTくらいの小さい変化が
起き始めている程度ですが、
今後、500nTを超えて中規模の活動に繋がっていくかもしれません。
カナダ・イエローナイフやアラスカのライブカメラに注目して下さい。

前周期の太陽風は、速度が500km/秒台に高まりました。
今回もこれから上がるでしょうか。


太陽は、X線グラフの変化は弱くなり、活動度は下がっています。

黒点は、中央部の1917群、1918群、1920群が
やや発達しているようです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。