宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:07)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/12 07:48 C2.7
12/11 05:02 C2.3
12/10 01:51 C2.6

黒点 12/12 (NOAA)
磁場 フレア
1912 1 α ---
1916 20 βγ C2
1917 13 β C3
1918 7 β ---
1919 3 β ---
1920 1 α C2
1921 2 α C3
1922 8 βγ ---
1923 9 β ---
1924 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 326 -0.9
-2 h 327 -2.1
-4 h 334 -1.3
-6 h 344 -1.3
-8 h 347 +0.9
-10 h 353 -0.3
-12 h 355 -0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -14 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
12/12 0.3 3x10^2
12/11 0.3 4x10^2
12/10 0.3 2x10^2
12/ 9 0.2 1x10^2
12/ 8 0.3 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/ 7 13:39 太陽風は低速風が続いています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。
2013/12/ 8 09:48 太陽風の磁場が強まりオーロラの活動もやや高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2013/12/ 9 11:20 太陽風磁場が強く南を向き、磁気圏の活動が高まりました。
2013/12/10 14:00 11月の黒点数は77.6でした。太陽風は穏やかです。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2013/12/11 12:29 太陽風は低速になりつつあり、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2013/12/12 10:07 更新
太陽は黒点は多いですが穏やかです。太陽風は低速風になっています。

担当 篠原

太陽黒点群の数が10個に増えています。
多くの黒点が、西の端から東の端にかけて散らばっていて、
太陽面はにぎわっています。

フレアの活動はそれほど活発ではなく、
C1〜2の小さい規模のものが、
西の1916群や中央の1917群などで発生した程度です。

小さい変化はあちこちで起きているので、
今後規模が大きくなる様だと、注意が必要になるでしょう。


太陽風は、更に速度が下がって(ACEの図の黄色線)、
320km/秒とだいぶ遅い風になっています。
磁場強度(白線)も2nTに下がって、弱まっています。

磁気圏も静穏です。
AE指数は小規模の変化も起きていますが、
全体としては、ほとんど変化していません。


SDO衛星AIA193を見ると、北半球のコロナホールは、
ちょうど太陽の中央部に広がっています。
今後はここからの影響に注目して下さい。

27日周期の図の前周期の変化を参考にすると、
明日くらいから速度の上昇が始まるかもしれませんが、
一方、昨日の記事に書いたように、
コロナホールの進み方が前周期よりも遅れているので、
高速風の到来も1日程度先になるかもしれません。

速度変化に先立って太陽風の磁場強度が高まると、
南向きに強く振れた場合にオーロラの活動も強まります。
オーロラのライブカメラにも注目して下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。