宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:20)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 9 --- ---
12/ 8 19:00 C2.2
02:32 C2.1
12/ 7 16:15 M1.2
13:30 C3.3
08:31 C4.3

黒点 12/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
1909 1 α M1
1912 1 α ---
1916 20 βγ C3
1917 8 β C4
1918 3 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:17 497 +0.7
-2 h 530 -0.0
-4 h 532 -0.3
-6 h 550 -1.2
-8 h 560 -2.7
-10 h 576 -2.4
-12 h 622 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -27 -/ -
-2 h -30 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -37 -/ -
-8 h -34 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -33 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
12/ 9 0.2 1x10^2
12/ 8 0.3 4x10^2
12/ 7 0.3 4x10^2
12/ 6 0.3 2x10^2
12/ 5 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/12/ 4 12:39 太陽風磁場が南向きに振れて、オーロラの活動が強まりました。
2013/12/ 5 10:15 太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風は低速になっています。
2013/12/ 6 14:09 太陽でC5程度の活動が続いています。太陽風は低速ですが、これから高まるかもしれません。
2013/12/ 7 13:39 太陽風は低速風が続いています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。
2013/12/ 8 09:48 太陽風の磁場が強まりオーロラの活動もやや高まっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/12/ 9 11:20 更新
太陽風磁場が強く南を向き、磁気圏の活動が高まりました。

担当 篠原

昨日のニュースの直後、太陽風磁場の南北成分は、
-20nTとかなり強い南向きに振れました。
いつものACE衛星のグラフでは既に見えなくなっているので、
12月8日のグラフを3枚目に掲載します。

速度も500km/秒と高速風になっていて、
磁気圏への影響が強まりました。

AE指数は1000nTの変化が発生し、
Dst指数もおよそ-70nTと中規模の磁気嵐になりました。

ノルウェーの北の北極海のスバールバル島で
撮影されたオーロラの様子を紹介します。
前半は空全体で緑色のオーロラが輝きますが、
後半に入ると赤い色のオーロラが目立つ様になります。

今日の動画はファイルサイズがやや大きく(32MB)、
画面に表示されるまでに普段よりも時間がかかると思います。


太陽風磁場の強い南向きは、8日12時(世界時8日3時)頃に終わり、
磁場の強まりもその後下がっていきました。
そして、8日16時半(世界時8日7時半)に、
太陽風の速度が500km/秒から600km/秒に
急に強まる変化がやって来ました。

600km/秒の高速風は、9日0時(世界時8日15時)頃まで続き、
以降、次第に下がって、現在は500km/秒です。
太陽風の高速状態は続いています。

今回の太陽風の変化は、
コロナホールとの関係に注目していましたが、
昨日の磁場強度の強まりは、5日の記事のフィラメント噴出、
600km/秒への速度の急な変化は、6日の記事のC6.7のフレア
などが関係しているのかもしれません。

太陽風の高まりは、これから弱まっていくでしょう。


太陽は、C1〜2の小さいフレアが起きた程度で穏やかです。

東端から、1917、1918黒点群が現れていますが、
GOES衛星のX線カメラの様子では、
この向こうから更に黒点が現れるかもしれません。



ノルウェー・スバールバル島のLongyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)は、-70nT程度まで下がりました。Dst指数はマイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


12月8日に太陽風磁場が南向きに-20nTへ強まった様子。
(c) データ:ACE衛星。作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。