宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:08)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/13 --- ---
9/12 --- ---
9/11 --- ---

黒点  9/12 (NOAA)
磁場 フレア
1838 3 α ---
1839 4 β ---
1840 5 β ---
1841 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:58 449 +0.4
-2 h 443 +1.7
-4 h 416 -3.0
-6 h 374 +7.0
-8 h 358 +6.4
-10 h 360 +5.3
-12 h 358 +4.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^2
9/13 0.3 1x10^3
9/12 0.3 4x10^2
9/11 0.3 2x10^3
9/10 0.3 3x10^3
9/ 9 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 9/ 7 15:48 太陽風は低速になっています。太陽も穏やかです。
2013/ 9/ 8 14:36 太陽風は平均的な速度で穏やかです。磁気圏も静穏です。
2013/ 9/ 9 04:41 太陽風は400km/秒近くで安定しています。太陽も穏やかです。
2013/ 9/10 10:04 太陽は小さい黒点がひとつ見えるだけです。カムチャッカの観測所の写真をどうぞ。
2013/ 9/12 09:28 太陽風磁場の南向きにより、磁気圏活動がやや強まりました。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2013/ 9/13 09:08 更新
コロナホールの影響で、太陽風がやや高速になっています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

昨日に続いて、送っていただいたオーロラの写真を紹介します。
カナダの高坂雄一さんによる、
カナダ・イエローナイフのオーロラ写真です。
撮影は10日とのことで、
昨日紹介したムルマンスクのオーロラと同じ夜です。

高坂さんによると、イエローナイフまで2200kmの距離を
車で30時間以上かかって移動されたそうです。
オーロラの爆発が数時間にわたって何度も続いたそうで、
かなり見事な活動だった様です。

素晴らしい写真ばかりですが、
特に円形で写っている魚眼カメラの全天写真は圧倒的です。
写真のサイズが大きいので、
画面いっぱいになってしまうかもしれませんが、
縮小するのは惜しいので、いただいたサイズそのままで掲載します。

とても美しい写真をありがとうございます。



太陽風は、コロナホールの影響がやって来た様です。
磁場強度が8nTくらいに上がり、
速度も450km/秒に上がっています。
しかし、変化としては小幅で、27日周期の図で前周期と比較すると、
小さい高まりにしかなっていません。

SDO衛星AIA193を見ると、
コロナホールの後半(左側)は太陽の中心線を過ぎたくらいで、
この領域の地球への影響はこれからです。
太陽風の速度が更に上がるかどうか、引き続き注目してください。


太陽風磁場の南北成分は、やや北寄りの傾向で、
時々南に振れています。
そのため、AE指数は基本的には静かですが、
所々で小規模の変化が起きています。

今後、太陽風の変化が強まるようだと、
磁気圏の活動ももう一段高まるかもしれません。


太陽は、東と西にそれぞれ小さく、
1841、1839黒点群が見えています。
活動は小さく、X線のグラフはほとんど変化がありません。



今日のカムチャッカは、朝は雨が少し降っていましたが、
現在(現地朝9時)は晴れて、青空になっています。
今日はレーダーのメンテナンス作業を行っていて、
アンテナを張っているタワーのチェックなどをする予定です。



高坂雄一さんによりイエローナイフで撮影された10日のオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんによりイエローナイフで撮影された10日のオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


高坂雄一さんによりイエローナイフで撮影された10日のオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。