宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (17:04)
今日、M3.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/18 03:15 M3.3
8/17 22:26 C1.8
8/16 22:11 C2.6
07:09 C2.9
02:46 C2.1

黒点  8/18 (NOAA)
磁場 フレア
1817 8 βδ C3
1818 13 βγδ M3
1820 5 β ---
1822 3 β ---
1823 1 α ---
1824 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
16:59 571 -1.1
-2 h 572 -1.1
-4 h 592 +1.4
-6 h 588 +0.9
-8 h 594 +0.1
-10 h 613 +1.0
-12 h 605 +0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
17:30 -14 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^3
8/18 0.7 1x10^4
8/17 0.4 7x10^3
8/16 0.3 4x10^2
8/15 0.3 3x10^2
8/14 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/13 11:05 1817黒点群でM1.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2013/ 8/14 11:32 太陽の西端でCクラスフレアが続いています。明日くらいから高速風が到来するかもしれません。
2013/ 8/15 07:59 太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風はやや高速になっています。
2013/ 8/16 11:17 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も高まっています。
2013/ 8/17 08:50 太陽風の速度は750km/秒に高まりました。高速風は続いています。
最新のニュース

2013/ 8/18 17:04 更新
太陽でM3.3の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は下がりながら高速状態は続いています。

担当 篠原

1818黒点群でMクラスの中規模フレアが発生しました。
18日3時(世界時17日18時)にM3.3と、
18日4時(世界時17日19時)にM1.4です。
X線グラフでは、2つのフレアの山は重なるように起きています。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131カメラによる動画で紹介します。
最初に明るい輝きが一瞬起きて、
その後、広い範囲を巻き込むような輝きになっています。
その様子が、GOES衛星のX線データに現れているのでしょう。

このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も起きています。
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を見て下さい。
太陽から南西方向(右下)に濃くガスが噴き出しています。

しかし、太陽全体を包むように薄く広がっているガスもある様です。
このため、太陽風の乱れは地球方向にも向かっているかもしれません。
地球まで3日程度と考えて、
20日の夜から21日にかけて注目してください。


太陽風は、700km/秒の高速風が来ていましたが、
昨日のニュース以降ゆっくりと下がって、
現在は570km/秒となっています。
高速風は続いていますが、特に速い風ではなくなっています。

磁場強度は3nTに下がっています。
南北成分は、南寄りだったり北寄りだったりしていますが、
振れ幅は小さくなっています。

磁気圏の活動も小規模になっていて、
AE指数は300〜400nTの変化が時々見られる程度です。

SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは西にだいぶ去り、
高速風は後半に入っている様です。
速度はこのまま更に下がっていくと思われますが、
一方、AIA193の太陽の中心には、別のコロナホールが見えています。
この影響が3日後くらいに地球にやってくるかもしれません。
CMEの影響とタイミングが近いので、
混じってしまってよく分からなくなるかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、
青線のGOES-15が10,000と高いレベルに達しています。
引き続き増加に注意してください。




SDO衛星AIA131による、1818黒点群で発生したM3.3のフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Mフレアに伴って発生したCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。