宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:36)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
また、M2.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 8 00:56 C3.1
4/ 7 09:46 C1.6
06:15 C1.7
4/ 6 02:32 M2.2

黒点  4/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1711 7 β ---
1713 13 βγ C2
1714 6 β ---
1715 1 α C1
1716 2 β ---
1717 1 α C1
1718 14 βγ C3
1719 6 βγ M2
1720 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 327 +1.4
-2 h 330 +2.8
-4 h 336 +3.9
-6 h 346 +3.0
-8 h 347 +2.8
-10 h 319 +3.8
-12 h 330 +3.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 3 -/ -
-2 h 10 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h -3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
4/ 8 0.4 1x10^3
4/ 7 0.3 2x10^3
4/ 6 0.3 4x10^3
4/ 5 0.3 4x10^3
4/ 4 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 4/ 3 12:35 太陽風は340km/秒と低速です。3月の黒点数は57.9でした。
2013/ 4/ 4 12:32 太陽風は290km/秒とかなり低速です。久しぶりにCクラスフレアが発生しています。
2013/ 4/ 5 10:52 太陽風は280km/秒と低速の状態が続いています。太陽も穏やかです。
2013/ 4/ 6 09:40 太陽の東端から活動的な領域が現われ、M2の中規模フレアが発生しました。
2013/ 4/ 7 09:10 太陽風は低速の風が続いています。Cクラスフレアが続いています。
最新のニュース

2013/ 4/ 8 12:36 更新
太陽風は低速風が続いています。カナダで撮影されたオーロラとパンスターズ彗星をどうぞ。

担当 篠原

カナダの谷角 靖さんより、3月末に北極海で撮影された、
オーロラとパンスターズ彗星と、たくさんの星たちの写真を頂きました。

若干の薄暮の残る(でしょうか?)空に、
複雑な形をしたオーロラが輝いています。
これだけでも素晴らしい写真なのですが、よく見ると、
右端の下の方、明るく輝いているオーロラの右下に
パンスターズ彗星が写っています。
少しぼやけた星から左上に淡く尾が伸びています。

その左上のオーロラのすぐ近くには、
アンドロメダ大星雲が小さくぼんやりと写っています。
(星雲が上、彗星が下です)

彗星から左に目を動かして、
オーロラをちょうど通り抜けたところに、
プレアデス星団(すばる)が小さな星の集まりとして見え、
そのもう少し左に明るく輝いているのは木星です。

贅沢としかいいようのない素晴らしい夜景です。
谷角さんによると、現在は23時でも空は薄明るくて、
オーロラが見られるのもあと2週間程度だとのことです。

きれいな写真を、どうもありがとうございます。

パンスターズ彗星とアンドロメダ大星雲の大接近については、
Spaceweather.comでこんな写真も公開されています。
言葉を失う様な光景です。


太陽風は、350km/秒から330km/秒と低速の状態で安定しています。
磁場強度も5nTと平均的な値です。

磁場の南北成分は、グラフの前半は南寄り(マイナス寄り)、
後半は北寄り(プラス寄り)になっています。
磁気圏もこれに反応して、AE指数は前半に小中規模の変動が、
後半は静かになっています。

27日周期の図を参考にすると、まだ3日程度は低速の太陽風が続きそうです。


太陽は、C1〜3の小規模フレアが4回ほど、
太陽のあちこちで発生しています。
特に活発な領域はありませんが、
X線の動画を見ているとある程度にぎやかです。



カナダの谷角 靖さんより、北極海で撮影したオーロラとパンスターズ彗星とたくさんの星々。
(c) 谷角 靖氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。