宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 3 --- ---
4/ 2 --- ---
4/ 1 --- ---

黒点  4/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1704 5 β ---
1707 3 α ---
1708 4 β ---
1710 5 β ---
1711 7 β ---
1713 8 β ---
1714 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 336 -0.1
-2 h 355 -2.2
-4 h 354 +0.9
-6 h 350 -1.0
-8 h 351 +0.1
-10 h 346 -0.7
-12 h 348 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
4/ 3 0.4 1x10^4
4/ 2 0.5 1x10^4
4/ 1 0.4 8x10^3
3/31 0.4 8x10^3
3/30 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/29 10:24 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽も静穏です。
2013/ 3/30 10:42 太陽風は550km/秒の高速風に戻っています。磁気圏の活動も強まっています。
2013/ 3/31 10:30 500km/秒台の高速太陽風が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2013/ 4/ 1 11:47 太陽風の速度は450km/秒へ下がり、高速太陽風は終わりつつあります。
2013/ 4/ 2 12:21 太陽風は350km/秒の低速風になりました。パンスターズ彗星とオーロラの写真をどうぞ。
最新のニュース

2013/ 4/ 3 12:35 更新
太陽風は340km/秒と低速です。3月の黒点数は57.9でした。

担当 篠原

3月の黒点数がSIDCより発表されました。
第22期の終わり頃にあたる1994年以降の推移を、グラフにまとめます。

先月は報告をしなかったのですが、
2月の月平均値は38.0と低い数値になりました。
グラフでも一段低く点が見えています。
このレベルまで下がったのは、
2012年2月の32.9、2012年12月の40.8などがあります。
ただし、第23期の極大期である2000〜2002年頃のデータに見られるように、
この程度の黒点数のばらつきは普通に起きていることです。

そして、3月の月平均値は57.9と元のレベルに戻っています。
現在の極大の状態がどこまで続くのか、
今後もじっくり見て行く必要があります。



太陽風は、もう少し速度が下がって、340km/秒を前後しています。
ACEの図では大きく変化しているように見えますが、
変化の幅は小さく、27日周期の図を見ると、
低速のまま安定していることが分かります。

磁場強度も、2nTから3nTと弱い値のままです。

グラフの後半で、磁場が南寄りに変わっています。
このため、AE指数のグラフも後半に小さな変化が発生しています。
太陽風の磁場の振れ幅は小さく、速度も遅いため、
磁気圏の活動は小規模に留まるでしょう。


低速の太陽風はしばらく続きそうです。


太陽は、Bクラスの小さな変化が時々発生しています。
黒点は小さいものが多いですが、群の数はそれなりにあります。
可視光写真を見ると、黒点群が北半球側と南半球側で
それぞれ東西に一直線に並んでいます。



昨日のニュースで書いたパンスターズ彗星とアンドロメダ大星雲ですが、
今朝、早起きしてみたのですが、北東の低空に雲が残っていたり、
透明度が悪くて、全体的に星の見え方が悪かったため、
彗星もアンドロメダ大星雲も全く見つけることができませんでした。残念です。

Spaceweather.comでとてもきれいな写真が紹介されています。
どうぞご覧ください。



1994年以降の太陽黒点相対数の月平均値の変化。
(c) 黒点データ:SIDC、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。