宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:20)
一昨日、M1.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 7 --- ---
3/ 6 --- ---
3/ 5 16:48 M1.2

黒点  3/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1682 2 β ---
1683 11 β ---
1685 2 β ---
1686 11 βγ M1
1687 4 β ---
1688 3 β ---
1689 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:17 310 +4.5
-2 h 314 +4.1
-4 h 307 +0.3
-6 h 311 +0.4
-8 h 301 +1.5
-10 h 303 +2.5
-12 h 308 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -10 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
3/ 7 0.6 1x10^4
3/ 6 0.6 2x10^4
3/ 5 0.3 2x10^4
3/ 4 0.3 2x10^4
3/ 3 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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沖縄磁場変動 (NICT)
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AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 3/ 2 09:38 600km/秒を超える高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も活発化しています。
2013/ 3/ 3 22:05 太陽風の速度は450km/秒に下がり、高速風は終わりつつあります。
2013/ 3/ 4 11:32 太陽風は450km/秒とやや高速です。オーロラの活動は続いています。
2013/ 3/ 5 08:32 太陽風は平均的な速度に下がりました。磁気圏も概ね静かです。
2013/ 3/ 6 14:14 M1.2の中規模フレアが発生しました。太陽風はかなり低速です。
最新のニュース

2013/ 3/ 7 09:20 更新
太陽風は310km/秒と低速風が続いています。太陽も穏やかです。フィンランドのオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

9日ぶりに鹿児島に戻ってきました。
出張中にオーロラの便りを2ついただきました。
そのひとつめを紹介します。

昨年9月に秋のオーロラの写真をお送り頂いた谷口直樹さんより、
再びフィンランド、カーマネンの冬のオーロラ写真が届きました。
撮影は少し遡って、2月19日のことです。
この頃は、太陽風の磁場が南向きによく振れていて、
磁気圏の活動が頻繁に発生していました。
谷口さんによると、現地では毎日のようにオーロラを観測できたそうです。
ただ、天気が思わしくなかった様で、
レンタカーで雲の切れ間を探し回っての撮影も多かったそうです。
雪と寒さの中の移動はたいへんでしょうね。

北半球のオーロラの初めと終わりの両方を見せていただきました。
どうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は310km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、4nTからグラフの最後で6nTへ少しだけ上がっています。

磁場の南北成分は北寄りに推移していて、
磁気圏は静穏です。
AE指数のグラフはほとんど変化していません。

27日周期の図を参照すると、
前周期の2月8日に速度の高まりが発生しています。
単純に27日周期で比較すると、今日あたりに相当するのですが、
今のところ、太陽風に特に変化は見られません。

磁場強度が少しだけ高まっていますが、更に強まる様だと、
やがて速度の変化も始まるでしょう。
この後のACEのデータに注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、目立って下がることはなく、
今日も10,000と高めの状態が続いています。


太陽では、北東の端から新しい黒点が姿を現しています。

フレア活動は、Bクラスの小さな現象が発生している程度で、
全体としては穏やかです。



明日から11日まで、今度は部活動で種子島に行きます。
もうしばらくご迷惑をおかけします。



フィンランド、カーマネンで2月19日に撮影されたオーロラ。谷口直樹さんより。
(c) 谷口直樹氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。