宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 2 --- ---
3/ 1 --- ---
2/28 --- ---

黒点  3/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
1680 3 β ---
1681 2 β ---
1682 15 βγ ---
1683 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:26 622 -0.1
-2 h 621 -2.9
-4 h 603 +0.5
-6 h 594 -1.1
-8 h 602 -1.8
-10 h 568 -2.7
-12 h 522 +3.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -66 -/ -
-2 h -72 -/ -
-4 h -69 -/ -
-6 h -72 -/ -
-8 h -42 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -22 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
3/ 2 0.3 9x10^2
3/ 1 0.4 3x10^1
2/28 1.0 9x10^1
2/27 0.9 1x10^2
2/26 0.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 2/25 11:10 太陽風は330km/秒と低速です。太陽の活動も静かです。
2013/ 2/26 16:50 太陽風は低速で、磁気圏も静穏です。
2013/ 2/27 07:48 太陽風は300km/秒と低速です。太陽の西へCMEが噴き出しています。
2013/ 2/28 08:30 太陽風は低速の風が続き、磁気圏も静穏です。コロナホールが次第に西に進んでいます。
2013/ 3/ 1 08:55 コロナホールの影響が近付き、これから太陽風の速度が上がりそうです。
最新のニュース

2013/ 3/ 2 09:38 更新
600km/秒を超える高速の太陽風が到来しました。磁気圏の活動も活発化しています。

担当 篠原

高速の太陽風が到来しました。
太陽風の速度は、昨日の昼過ぎからゆっくりと上昇を始めました。
そして、半日ほどかけて600km/秒を超え、現在は620km/秒です。

太陽風の速度がしっかりと600km/秒を超えたのはかなり久しぶりで、
昨年の8月27日以来、半年ぶりの様です。
(600km/秒ぎりぎりという条件でも、10月18日以来です)

27日周期の図を見ると、高速風は前周期と同じタイミングで到来しています。
しかし、速度の高まりはより大きくなっています。


速度上昇に先立って、太陽風の磁場強度も強まりました。
昨日のニュースの後に10nTを超える様になり、
夕方には15nTくらいまで強まりました。

それとともに、磁場の南北成分が南北に大きく振れるようになり、
1日17時(世界時1日8時)には、-15nTに達する強い南向きが発生しています。

このため、磁気圏の活動は激しくなり、
AE指数は500nTを超える変化が連続的に発生し、
変化の最高は1300nTに達しています。
極域ではにぎやかなオーロラの活動が見られたのではないかと思います。
ノルウェー・スバールバル島の全天カメラの写真を2枚紹介します。


SDO衛星AIA193ではコロナホールは東西に広がりを持っていました。
速度が高まっていることもあり、
今回の高速風は前周期よりも長く続く可能性があります。


太陽は、南東の1683黒点群の向こう側から、
別の黒点群が顔を出しています。

GOES衛星のX線グラフには目立った変化はなく、太陽の活動は静かです。



昨日、インドネシア第2の都市スラバヤに移動しました。
一部しか見ていないのですが、ジョグジャカルタと比べるとより都会です。
今日はこちらの大学を訪問して、今夜の飛行機で帰国します。
明日の更新は成田空港からになりそうです。



ノルウェー・スバールバル島Longyearbyenの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所


ノルウェー・スバールバル島Longyearbyenの全天カメラで撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。