宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:02)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/ 8 07:29 C2.1
05:42 C1.8
9/ 7 09:26 C3.7
09:07 C1.6
00:07 C8.0
9/ 6 16:38 C3.0
13:07 M1.6
12:11 C1.8
11:30 C2.4
10:50 C1.9

黒点  9/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1560 2 β M2
1562 6 β C1
1564 35 β C3
1565 3 α ---
1566 2 β ---
1567 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 391 -0.6
-2 h 411 -2.4
-4 h 386 -3.6
-6 h 391 -5.0
-8 h 387 -3.4
-10 h 369 -2.8
-12 h 374 -3.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -42 -/ -
-2 h -42 -/ -
-4 h -43 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -40 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -40 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
9/ 8 0.4 3x10^3
9/ 7 0.6 8x10^2
9/ 6 0.8 4x10^2
9/ 5 2.5 2x10^2
9/ 4 12.4 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/ 3 12:12 太陽風磁場の南向きが長時間続き、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 9/ 4 11:22 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。磁場が強く南を向き、活発なオーロラを起こしています。
2012/ 9/ 5 15:39 太陽風の磁場が南向きに強まり、オーロラの活動が強まりました。太陽風は高速風になっています。
2012/ 9/ 6 15:11 太陽風の速度は下がりましたが、磁場強度は高まっています。M1.6のフレアが発生しました。
2012/ 9/ 7 15:39 太陽風の磁場の強まりは終わり、平均的な風に戻っています。ペルーの写真をどうぞ。
最新のニュース

2012/ 9/ 8 14:02 更新
太陽風磁場が長時間南向きになり、中規模の磁気圏活動が続いています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の磁場は-5〜-7nTと南向きに振れ続けました。
そのため、磁気圏の活動度が高まり、
AE指数は500〜700nTと中規模の変動が1日中続いています。
極域では活発なオーロラ活動が続いた様です。
南極の昭和基地の全天カメラ画像の別々の時間から3枚掲載します。
動画で紹介できないのが残念ですが、にぎやかな活動が長時間見られた様です。

太陽風の速度は、400km/秒と平均的な値で安定しています。
磁場の南北成分は、最新のところでは0nT付近に変わっています。
今後はどちら向きの傾向になるでしょうか。


SDO衛星AIA193を見ると、太陽コロナの様子は、
中心部の北半球側に小さなコロナホールがある程度です。
3日後くらいに弱い影響があるかもしれませんが、
全体的には太陽風は穏やかな状態が続きそうです。


太陽のフレア活動は、西の端に没していった1560黒点群で、
C3.7などのフレアが起きていますが、
こちら側に残っている1562、1564群では、
C1の小さなフレアが起きている程度です。
この後の太陽の活動は、より穏やかになりそうです。



今日は、リマの南300kmのイカにいます。
別の磁力計の様子を見るためです。
ホテルにWi-Fiのサービスがあったので、なんとか更新できました。
ただ、回線が細くて不安定なので、
動画やこちらの写真を紹介することはできませんでした。

ちょっと曖昧な記憶なのですが、12年前に初めて来たときのイカの町は、
小さな田舎の町という印象だったのですが、
今回来てみると立派な地方都市に変わっていました。
リマの町もそうでしたが、急速に発展して、
とても活気付いている印象です。



南極の昭和基地の全天カメラによるオーロラの様子。世界時7日18時半。
(c) 国立極地研究所


南極の昭和基地の全天カメラによるオーロラの様子。世界時7日20時。
(c) 国立極地研究所


南極の昭和基地の全天カメラによるオーロラの様子。世界時8日0時半。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。