宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
一昨日、M7.7の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子も強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/21 --- ---
7/20 --- ---
7/19 13:50 M7.7
09:01 C2.4
07:01 C4.5

黒点  7/21 (NOAA)
磁場 フレア
1523 5 β ---
1524 3 β C2
1525 4 β C2
1526 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 433 +0.3
-2 h 426 +1.5
-4 h 413 -3.5
-6 h 413 -1.8
-8 h 416 -3.3
-10 h 430 -2.0
-12 h 439 -5.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -24 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 8.5 2x10^3
7/21 24.5 1x10^4
7/20 79.2 2x10^4
7/19 79.6 2x10^4
7/18 136.0 1x10^4
7/17 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/16 11:36 太陽風磁場が長時間南向きに強まっています。磁気圏では磁気嵐など乱れが発生しています。
2012/ 7/17 11:30 太陽風磁場の強い南向きは、一旦終わりましたが再び強まっています。
2012/ 7/18 11:00 太陽風の変化は終わり、磁気圏も穏やかです。ニュージーランドの素晴らしいオーロラをご覧ください。
2012/ 7/19 09:30 1520黒点群が沈んで行きます。太陽風、磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラの写真を紹介します。
2012/ 7/20 11:04 西の端の1520黒点群でM7.74の中規模フレアが発生しました。CMEが噴出しています。
最新のニュース

2012/ 7/21 13:04 更新
太陽は黒点も少なく、穏やかです。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽は、黒点の少ない寂しい状態です。
東側に1526群が発生した様ですが、掲載の可視光写真では白斑しか見えません。

1525群付近で小さなフレア活動は発生していて、
X線グラフを見ると、M7フレアの下り坂の途中に、
小さな爆発がたくさん発生しています。
しかし、黒点群の規模は小さいままで、
フレアの規模も大きくなることはなさそうです。

さて、19日に発生したM7.7フレアの様子を、
今日はSDO衛星AIA304の動画で紹介します。
フレアに続いて発生する、ループ状のプロミネンスの美しい様子をご覧ください。
このカメラは、5万度と比較的低い温度のプラズマを見ています(参考)。
昨日掲載したAIA131の動画と比べてみてください。


太陽風は、速度は420km/秒、磁場強度は5nTと、
平均的な状態です。

磁場の南北成分は、図の中盤で-5nT近い南寄りになっています。
この影響で、AE指数は1000nT近い大きな変化が発生しています。
この前後でも、500nTの中規模の変化が発生していて、
太陽風は平均的ですが、効率良くオーロラ活動が発生している印象です。
(太陽風磁場がどれだけ南に向くかということが重要です)


SDO衛星AIA193によると、太陽の南半球にあるコロナホールは、
中心線を過ぎて少し西側に見えています。
規模が小さいのと、緯度が高めであることから、
地球への影響は小規模だと思いますが、
明後日、23日頃から太陽風の速度が上がるなどの変化が
やって来るかもしれません。



今日11時に、種子島からH2Bが打ち上げられました。
休日でしたので、大隅半島の南端付近まで見に行こうと企んでいたのですが、
天候が悪くて(雲が厚くて低い・・・)、諦めました。
中継を見ると、現地でもあっという間に雲の向こうに行ってしまった様です。
こうのとりの無事の到着を祈っています。



SDO衛星のAIA304カメラによる、M7.7フレアとその後のポスト・フレアループの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。