宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:53)
今日、M3.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 3 02:12 M3.4
3/ 2 00:09 C3.4
3/ 1 --- ---

黒点  3/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1423 1 α C3
1427 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 385 -3.6
-2 h 409 -3.6
-4 h 420 -2.3
-6 h 418 +0.0
-8 h 429 +2.1
-10 h 424 -2.2
-12 h 423 -2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -31 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -29 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
3/ 3 0.3 9x10^3
3/ 2 0.3 2x10^3
3/ 1 0.3 2x10^2
2/29 0.3 9x10^1
2/28 1.2 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/27 10:25 太陽風の弱い乱れが到来しました。速度は450km/秒に高まっています。
2012/ 2/28 10:23 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が強まりました。現在は北向きに変わって、落ち着いています。
2012/ 2/29 12:29 CMEによる太陽風の乱れは弱まりつつあります。太陽は黒点も少なくなり、穏やかです。
2012/ 3/ 1 12:40 太陽風はやや高速で安定しています。磁場が北向きのためオーロラの活動は穏やかです。
2012/ 3/ 2 14:13 太陽風磁場南向きの影響で、オーロラの活動が強まっているようです。
最新のニュース

2012/ 3/ 3 12:53 更新
太陽の東端でM3.3のフレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半です。磁気圏の活動も続いています。

担当 篠原

昨夜、3日2時半(世界時2日17時半)に、
太陽の東端でM3.3の中規模フレアが発生しました。
GOES衛星のX線カメラの動画を掲載しますが、
太陽の向こう側で起きたフレアの様です。
このため、本当の規模はM3よりも大きかったのかもしれません。

GOES衛星の動画では、ちょうどフレア発生頃の写真が欠けていて、
きれいな動きになっていません。
パシッと光って見える印象が強いのは、そのためです。

このフレアを起こしたのではないかと思われる活動領域が、
可視光写真の東端に顔を出しています。
今後の活動に注目してください。


太陽風は、速度440km/秒、磁場強度5nTの状態が
昨日以降もずっと続いていました。

磁場の南北成分も、-3nTくらいの南向きが続いていて、
磁気圏活動を強めています。
AE指数のグラフでは、500nT前後の中小規模の活動が
一日を通して発生しています。
極域では、オーロラを楽しめたのではないでしょうか。

27日周期の図で、前周期の様子を見ると、
太陽風は現在の様な状態がまだ数日続いていました。
今回はどうなるでしょうか。
ACEの最新値では、速度が380km/秒に下がっています。
このまま低速風になってしまうのか、
それとも、この後も400km/秒台前半の風が続くのでしょうか。

放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。
ぎりぎりですが、GOES15の値が10,000のレベルに達しています。
明日、更に増えている可能性もあるので、注目してください。



GOES-15のX線カメラによる、太陽の東の端で発生したM3.3のフレア。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。