宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (18:46)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/21 06:39 C3.1
04:50 C2.7
9/20 21:51 C2.5
15:43 C2.0
13:52 C9.6
00:36 C7.0
9/19 16:17 C6.3
13:51 C2.5

黒点  9/21 (NOAA)
磁場 フレア
1295 18 βγ C3
1296 5 β M1
1298 3 β ---
1299 7 β ---
1300 1 α ---
1301 7 β C7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
18:37 357 -0.4
-2 h 371 +0.1
-4 h 374 -1.9
-6 h 374 +2.4
-8 h 377 +3.6
-10 h 379 +2.7
-12 h 390 +2.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
17:59 -11 -9/ 4
-2 h -11 -13/ 9
-4 h -10 -29/ 21
-6 h -10 -41/ 11
-8 h -11 -31/ 6
-10 h -13 -22/ 6
-12 h -15 -16/ 6

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
9/21 0.5 2x10^2
9/20 0.4 2x10^2
9/19 0.6 2x10^2
9/18 0.4 2x10^2
9/17 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/16 17:26 太陽風はやや高速ですが、磁気圏は穏やかです。フレアの活動が少し高まっています。
2011/ 9/17 14:11 14日のCMEによる太陽風の乱れが始まりました。太陽風の磁場は北寄りに推移しています。
2011/ 9/18 16:48 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラが活発化しました。現在は静かになっています。
2011/ 9/19 15:15 太陽風は平均的な速度(420km/秒)で、磁気圏は静穏です。太陽は、Cクラスのフレアが続いています。
2011/ 9/20 18:57 太陽で大きめのCクラスのフレアが発生しています。グリーンランドのオーロラ写真をどうぞ。
最新のニュース

2011/ 9/21 18:46 更新
太陽風は低速になりました。太陽ではCクラスのフレアが何度も発生しています。

担当 篠原

昨日に続いて、谷角 靖氏よりお送りいただいていた、
グリーンランドのオーロラ写真をご紹介します。
撮影はこちらの方が先で、9月16日か17日に撮影された写真です。
オーロラの輝きはもちろんですが、地上の風景がとても印象的です。


太陽風は、速度が420km/秒から360km/秒へゆっくりと低下しています。
低速の風に変わっています。
磁場強度も4nTくらいに、やや弱まっています。

磁場は北寄りのため、オーロラの活動も静かで、
AE指数は部分的に小さな変化が発生している程度です。


SDO衛星のAIA195の太陽コロナ写真を見ると、
北半球側に淡いコロナホールと、
南極付近にやや濃いコロナホールは見られますが、
地球への影響度は弱そうで、太陽風は穏やかな風がしばらく続きそうです。


太陽では、Cクラスフレアの発生が続いています。
東の1301黒点群や西の1295黒点群が、
C1からC3の小規模のフレアを何度も起こしています。

この状態が続き、
更に規模の大きなフレアが発生する可能性もあります。


バンクーバー最後の夜を迎えています。
明日の午後に成田到着、続いて鹿児島へ移動します。
そのため、明日は更新がどうなるか分かりません、
明後日以降は通常の状態に戻ります(しばらく時差ボケかもしれません)。



谷角 靖氏により、グリーンランドで撮影されたオーロラ。
(c) 谷角 靖


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。