宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (18:57)
今日、C9.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/20 15:43 C2.0
13:52 C9.6
00:36 C7.0
9/19 16:17 C6.3
13:51 C2.5
9/18 19:05 C3.4
16:32 C3.0

黒点  9/20 (NOAA)
磁場 フレア
1289 1 α ---
1295 24 βγ C4
1296 8 α M1
1298 2 α ---
1299 13 β ---
1300 5 β ---
1301 5 β C7

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
18:46 429 +1.3
-2 h 425 -0.4
-4 h 422 -0.5
-6 h 432 -3.4
-8 h 440 +3.2
-10 h 428 +4.5
-12 h 405 +3.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
16:59 -18 -15/ 10
-2 h -18 -31/ 16
-4 h -19 -40/ 11
-6 h -11 -41/ 11
-8 h -11 -31/ 16
-10 h -12 -16/ 3
-12 h -15 -16/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 6x10^1
9/20 0.3 2x10^2
9/19 0.6 2x10^2
9/18 0.4 2x10^2
9/17 0.4 7x10^3
9/16 0.3 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/15 15:35 太陽でCクラスのフレアが多発しています。高速風は終わり、磁気圏も静かになっています。
2011/ 9/16 17:26 太陽風はやや高速ですが、磁気圏は穏やかです。フレアの活動が少し高まっています。
2011/ 9/17 14:11 14日のCMEによる太陽風の乱れが始まりました。太陽風の磁場は北寄りに推移しています。
2011/ 9/18 16:48 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラが活発化しました。現在は静かになっています。
2011/ 9/19 15:15 太陽風は平均的な速度(420km/秒)で、磁気圏は静穏です。太陽は、Cクラスのフレアが続いています。
最新のニュース

2011/ 9/20 18:57 更新
太陽で大きめのCクラスのフレアが発生しています。グリーンランドのオーロラ写真をどうぞ。

担当 篠原

太陽では、大きめのCクラス小規模フレアが3回ほど発生しています。
19日16時(世界時19日7時)に、中央北寄りの1296黒点群でC6.2、
20日0時半(世界時19日15時半)に、東端(左端)の1301黒点群でC6.9、
20日14時(世界時20日5時)に、再び1296黒点群でC9.5です。
また、C1、C2の小規模フレアも複数回発生してます。

太陽の周辺の領域でも活動が活発に起きているようで、
SOHO衛星のLASCO C2の写真では、
左に右にと次々にCME(太陽ガスの放出現象)が噴き出しています。
1枚目に掲載している動画をご覧ください。

地球からは横方向へ噴き出しているため、影響はありませんが、
最近の太陽の活発さを感じさせてくれる映像です。

この後も、同程度のフレア活動が続きそうです。
Mクラスに達するフレアも発生するかもしれません。


太陽風は、400〜440km/秒と平均的な速度で安定してます。
磁場強度も同様に、5nTと平均的な状態です。
磁場の南北成分は、昨日のグラフより北寄りが続いていましたが、
図の後半から南側に-3nTほど振れる様になっています。

その影響で、AE指数は、掲載の図の中盤までは全く振れず、
最後で小規模の変動が発生しています。

この最後の強まりの始まりに当たる、
世界時20日4時頃のグリーンランドのオーロラ写真を、
谷角 靖氏よりお送りいただきました。
2枚目に掲載していますので、どうぞご覧ください。

オーロラの美しさはもちろんですが、
地上の風景に目が行ってしまいます。
厳しい極北の地より、ありがとうございます。

太陽風は、このまま穏やかな状態が続くでしょう。



太陽の周囲に次々と噴き出すCME。SOHO LASCO C2による。
(c) SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


谷角 靖氏により、グリーンランドで世界時20日4時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 谷角 靖


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。