宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:15)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏内が非常に荒れています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/19 13:51 C2.5
9/18 19:05 C3.4
16:32 C3.0
9/17 03:39 C2.3
02:08 C2.3

黒点  9/19 (NOAA)
磁場 フレア
1289 4 α C3
1295 26 βγ C4
1296 11 β C2
1298 7 β ---
1299 17 β ---
1300 7 β ---
1301 2 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:04 418 +2.0
-2 h 423 +2.3
-4 h 422 +2.0
-6 h 403 +3.0
-8 h 414 +2.2
-10 h 431 +0.3
-12 h 425 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:59 -18 -65/ 15
-2 h -18 -48/ 9
-4 h -19 -34/ 26
-6 h -21 -15/ 4
-8 h -25 -10/ 5
-10 h -27 -8/ 5
-12 h -30 -6/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 8x10^1
9/19 0.5 2x10^2
9/18 0.4 2x10^2
9/17 0.4 7x10^3
9/16 0.3 9x10^3
9/15 0.3 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 9/14 16:06 太陽風の速度は下がり始め、高速風は後半に入っています。オーロラの活動は弱まっています。
2011/ 9/15 15:35 太陽でCクラスのフレアが多発しています。高速風は終わり、磁気圏も静かになっています。
2011/ 9/16 17:26 太陽風はやや高速ですが、磁気圏は穏やかです。フレアの活動が少し高まっています。
2011/ 9/17 14:11 14日のCMEによる太陽風の乱れが始まりました。太陽風の磁場は北寄りに推移しています。
2011/ 9/18 16:48 太陽風磁場が大きく南を向き、オーロラが活発化しました。現在は静かになっています。
最新のニュース

2011/ 9/19 15:15 更新
太陽風は平均的な速度(420km/秒)で、磁気圏は静穏です。太陽は、Cクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風は落ち着いた状態が続いています。
速度は若干下がって、450km/秒から420km/秒へ、
磁場強度も、5nTで安定していましたが、
最新のところで4nTに下がりつつあるようです。

どちらも太陽風としては平均的な値です。

磁場の南北成分は、0nTからやや北寄りに推移しています。
このため、磁気圏も概ね静穏で、
AE指数は前半に小さな変化が発生していますが、
後半の変化はとても小さくなっています。

SDO衛星のAIA193には、目立ったコロナホールはなく、
太陽風は、しばらく穏やかに推移しそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、減少したままです。
今回は強まることはなかったようです。


太陽では、東の端から1301黒点群が上がってきました。
大きめの黒点群の様で、活動度はどうでしょうか。

太陽全体としては、18日19時(世界時18日10時)に、
中央の1295黒点群でC3.8の小規模フレアが発生しています。
長時間型の変化ですが、目立つほどのCMEは発生していません。

1295黒点群は、この他にもC1〜2の小規模フレアを起こしています。
磁場構造の複雑さも増していて、今後、フレア活動が強まるかどうか注目してください。



バンクーバーは冷たい雨が降ったりして、私には寒く感じられる週末でした。
今日は科学館へ行き、IMAXシアターで、
大迫力のスペースシャトル打ち上げ映像などを見てきました
(本物を見てみたかったです)。
こちらは残り3日です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。