宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:20)
今日、C4.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/27 12:50 C4.3
2/26 17:08 C1.4
2/25 14:33 C1.6
14:09 C1.4
04:33 C2.7

黒点  2/27 (NOAA)
磁場 フレア
1163 9 βγ C3
1164 7 βγ C4
1165 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:14 344 +1.8
-2 h 351 -0.4
-4 h 342 +0.8
-6 h 347 +0.4
-8 h 346 -0.4
-10 h 351 -2.5
-12 h 355 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:59 -8 4/ 6
-2 h -8 5/ 32
-4 h -8 10/ 6
-6 h -9 4/ 8
-8 h -9 -2/ 3
-10 h -8 -3/ 3
-12 h -12 -3/ 5

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
2/27 0.4 7x10^2
2/26 0.4 1x10^3
2/25 0.4 2x10^3
2/24 0.4 2x10^3
2/23 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/22 11:42 1158黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没していきました。
2011/ 2/23 14:52 太陽のフレア活動はほとんどなく、太陽風も穏やかです。
2011/ 2/24 10:00 2つの黒点群が沈んで、太陽は無黒点になりそうです。太陽風は穏やかです。
2011/ 2/25 15:23 太陽の東の端に現われた1163黒点群で、M3.5の中規模フレアが発生しました。
2011/ 2/26 09:46 太陽の東端からもうひとつ黒点群が上がってきました。太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2011/ 2/27 15:20 更新
東端の1164黒点群でC4.2の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

今日の昼過ぎ、27日13時(世界時27日4時)に、
1164黒点群でC4.2の小規模フレアが発生しました。
1164群は、可視光写真の東端近くで大きく見えている黒点群です。

X線のグラフによると、Bクラスの小さな変動がずっと続いているところに、
一段大きく、Cクラスに達する活動が発生したという状況のようです。
今後も、小規模の活動が見られそうです。


太陽風は、340km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度は6nTとやや強めですが、全体としては穏やかな傾向です。

磁気圏も概ね静穏で、
AE指数では前半に200nTほどの小さな変化が見られますが、
後半は全く静かです。

これは太陽風磁場の南北成分の変化が影響しています。
小規模のオーロラ活動が見られた前半は、弱いながらも南向きの磁場、
オーロラ活動が全く見られなくなった後半は、磁場は0nTから北向きに推移しています。


太陽のコロナホールは、次第に西側へ進行し、
先頭は太陽中心の南北線を越えています。
3日程度で、この細い領域からの影響が地球にやって来るでしょう。
続いて、大きなコロナホールが中心線を通過し、地球に高速の太陽風をもたらします。
今週いっぱいは、ライブカメラなどに注目です。


今日は更新が遅くなり、申し訳ありませんでした。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。