宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:42)
今日、C1.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 00:40 C1.6
2/21 19:00 C7.9
18:00 C2.8
15:01 C4.4
14:00 C4.2
12:11 C1.9
11:13 C4.7
2/20 05:57 C2.0
01:39 C6.1
01:26 C2.2

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
1161 25 βγ C2
1162 15 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:36 442 +3.9
-2 h 392 +0.8
-4 h 355 -0.4
-6 h 355 -1.9
-8 h 398 -3.9
-10 h 412 -2.8
-12 h 402 +3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:59 -27 16/ 11
-2 h -30 23/ 13
-4 h -33 16/ 10
-6 h -34 23/ 11
-8 h -32 19/ 12
-10 h -31 9/ 15
-12 h -36 -5/ 12

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^3
2/22 0.3 7x10^3
2/21 0.4 6x10^3
2/20 0.4 3x10^3
2/19 0.3 2x10^1
2/18 0.4 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点群番号 (SOHO)
SDO黒点動画 (SDO)
太陽X線 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
EIT195 (SOHO)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
昭和基地磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CARISMA)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/ 2/18 08:23 高速風はまだ始まっていません。到来が遅れるほど、乱れは小さいものになります。
2011/ 2/18 20:01 M6.6の中規模フレアが発生しました。1161黒点群が活動を強めているようです。
2011/ 2/19 12:20 1162黒点群が出現して、中小規模フレアを頻繁に起こしました。太陽風の乱れは続いています。
2011/ 2/20 11:18 1158黒点群は西に没しつつあります。高速風は終わり、太陽風は穏やかになりつつあります。
2011/ 2/21 08:31 太陽の活動は次第に小さくなっています。東側には大きなコロナホールが広がっています。
最新のニュース

2011/ 2/22 11:42 更新
1158黒点群は小規模フレアを起こしながら西に没していきました。

担当 篠原

1158黒点群は、没するまでフレア活動を続けました。
GOESのX線グラフを見ると、昨日のニュースの後から、
Cクラスの小規模フレアが頻発しています。

最大のフレアは、21日19時(世界時21日10時)のC7.8です。
地球からは半ば見えなくなった状態での発生なので、
本当の規模はこれより大きかった可能性があります。

そして、1158群が見えなくなるとともに、X線の変動もなくなり、
太陽は落ち着いています。

現在見えている黒点は、1161群と1162群です。
こちらの活動度は下がっているようです。


太陽風は、400km/秒を中心に350〜420km/秒の範囲で変化していて、
平均的な速度域で推移しています。
磁場強度も、5nTと平均的な強さで安定しています。

ACEのデータの最新部では、磁場強度が6nTに少し上がり、
速度も450km/秒へやや上がっています。
特に大きく変化することはないと思いますが、少し注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、昨日に続いて南寄りで推移しています。
このため、AE指数で500nTと中規模の磁気圏活動が続いています。
極域はきれいなオーロラが見えていたのではないでしょうか。

しかし、ACEの最新データを見ると、磁場の方向が北向きに切り替わっています。
今後も北向きが続くなら、磁気圏は静穏に変わります。


放射線帯高エネルギー電子の増加は、10,000には達せずに止まりました。
高めの状態が続いていますが、今後はゆっくりと減少していくでしょう。



SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子
(c) SOHO (ESA & NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。