宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
昨日、C1.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/31 --- ---
10/30 04:50 C1.5
00:58 C1.3
10/29 20:33 C4.3
07:02 C1.4

黒点 10/31 (NOAA)
磁場 フレア
2778 6 β ---
2779 6 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 421 -3.1
-2 h 414 +1.0
-4 h 410 +2.7
-6 h 423 -0.8
-8 h 414 -0.6
-10 h 412 +0.0
-12 h 426 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^3
10/31 0.8 9x10^3
10/30 0.7 2x10^4
10/29 0.7 2x10^4
10/28 0.7 2x10^4
10/27 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/26 11:59 太陽に新しい黒点が現れています。高速の太陽風が続いています。
2020/10/27 12:41 太陽でフィラメント噴出が発生しています。550km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/28 12:40 C4.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は500km/秒の高速風が続いています。
2020/10/29 13:50 新しく2779黒点群が発生しています。500km/秒の高速太陽風が続いています。
2020/10/30 12:20 C4.3の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わり、平均的な速度に下がっています。
最新のニュース

2020/10/31 12:48 更新
太陽は穏やかになっています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

2778、2779の2つの黒点群は、
太陽の南西の端にだいぶ近付いています。
昨日のニュース以降は目立った活動はなく、
X線グラフは変化が見られなくなっています。

一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
東端の南北に明るい部分があり、
活動的な領域がこちら側に回ってきています。
黒点は現れるでしょうか。

また、STEREO Ahead衛星によると、
南東の端(左下)の更に奥にもうひとつ活動的な領域がある様です。
こちら側に現れるのは3日後くらいになりそうですが、
注目してください。


太陽風は、420km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度は3nTから5nTに少し上がって、
こちらも平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
グラフの後半で南北に少し変化する様になっています。
磁気圏は穏やかで、AE指数は変化が少なくなっています。


放射線帯の高エネルギー電子はゆっくりと減少が続いていて、
今日は1万を割っています。
この後もゆっくりと下がっていくでしょう。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。