宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/14 --- ---
9/13 --- ---
9/12 --- ---

黒点  9/14 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 323 -1.7
-2 h 327 -5.8
-4 h 327 -5.8
-6 h 332 -2.3
-8 h 335 -5.3
-10 h 312 +0.5
-12 h 320 +0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -71 -/ -
-2 h -37 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -28 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^1
9/14 0.7 2x10^3
9/13 0.8 1x10^3
9/12 0.8 5x10^3
9/11 0.8 5x10^3
9/10 0.8 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 9/ 9 13:08 太陽風の速度は300km/秒へ下がっています。太陽は無黒点です。
2020/ 9/10 12:11 太陽風の速度は290km/秒へ下がっています。磁気圏はとても穏やかです。
2020/ 9/11 12:20 290km/秒の低速の太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2020/ 9/12 13:06 低速の太陽風が続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2020/ 9/13 13:31 低速の太陽風が続いています。太陽に小さい黒点が現れている様です。
最新のニュース

2020/ 9/14 13:31 更新
太陽風磁場が南に振れて、磁気圏の活動をやや高めています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

福島留美さんよりいただいた、
ロシア・ムルマンスクのオーロラ写真の続きを紹介します。

今日は、8月29〜31日に撮影された写真です。
この頃は、太陽風の速度が500km/秒前後と高まっていて、
オーロラの活動度を示すAE指数は、
1000nTに達する変化も度々発生していました。
オーロラとしても活発な変化が見えていたのではないでしょうか。

一昨日の2枚に続いて、今日の3枚も水面を含めた写真になっています。
秋ならではのオーロラの風景なのかもしれません。

きれいな写真をありがとうございます。



太陽風は、320〜330km/秒の低速の風が続いています。
磁場強度は、グラフの初めは4nTでしたが、
中ほどから高まり始め、後半では10nTまで変化しています。
それと供に、南北成分が南向きに振れるようになり、
-5nT前後の南向きが8時間ほど続いています。

しかし、AE指数は、500nTの変化が続く様になった程度で、
磁気圏の活動はやや高まった程度です。
太陽風の速度が遅くなっていることが影響している様です。

太陽風のグラフの最後では、
南北成分は北向きに切り替わっています。
この状態が続くと、磁気圏は再び静かになるでしょう。


太陽では、南西側(右下)の小さい黒点は消えてしまいましたが、
続いて、北西側(右上)に小さい黒点が発生しています。
SDO衛星AIA193で、明るく光っている地点です。

X線グラフには、Aクラスの小さいフレアが起きています。
これは、南西の小さい黒点があった場所で発生しています。



8月29日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、L・トリフォノワ氏


8月30日にロシア・ムルマンスク州で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、V・セーヴェルヌィ氏


8月31日にロシア・ムルマンスク州テリベルカ村で撮影されたオーロラ。
(c) 福島留美氏、A・ステパーネンコ氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。