宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:57)
一昨日、M1.1の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/31 --- ---
5/30 --- ---
5/29 19:41 C9.3
16:11 M1.1

黒点  5/31 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 389 +0.8
-2 h 389 +1.0
-4 h 393 -4.0
-6 h 401 -3.5
-8 h 406 +0.2
-10 h 414 +6.7
-12 h 365 +8.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
5/31 0.7 1x10^2
5/30 0.8 2x10^2
5/29 0.7 2x10^2
5/28 0.7 1x10^2
5/27 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/ 5/26 12:41 太陽に小さい黒点が見えています。低速の太陽風が続いています。
2020/ 5/27 11:42 低速の太陽風が続いています。太陽は無黒点です。
2020/ 5/28 12:21 低速の太陽風が続いています。太陽の向こう側でフレアが発生しました。
2020/ 5/29 14:02 太陽の北東端から活動的な領域が近づいています。太陽風は低速で安定しています。
2020/ 5/30 10:25 太陽の北東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。Mフレアは2年7か月ぶりです。
最新のニュース

2020/ 5/31 10:57 更新
太陽の北東に小さい黒点が見えています。活動は静かになっています。

担当 篠原

太陽の北東端の活動は、昨日のニュース以降は落ち着いて、
X線グラフに変化は見られなくなっています。
活動領域はこちら側に回り込んで来て、
今日の写真では、とても小さい黒点が見えている様です。

このまま活動は終わってしまうのか、一休みして再び高まるのか、
この後も注目してください。


太陽風は、昨日のニュースの後も速度がゆっくりと上昇し、
今日に入る頃、420km/秒まで高まりました。
以降、400km/秒前後と平均的な状態で推移しています。

磁場強度は、昨日の午後にかけて14nTまで高まり、
以降は次第に低下して、現在は5nTと平均的な状態に戻っています。
このため、速度の上昇もこの辺りで落ち着くのではないでしょうか。

磁場の南北成分は、南北に変化しています。
磁場強度が高まったので、南向きの変化もある程度大きくなっています。
このため、磁気圏の活動も高まって、
AE指数では、500〜700nTの中規模の変化が連続的に発生しています。

現在は、磁場強度が下がってきて、南向きの変化も小幅になっています。
磁気圏の活動は、規模が次第に小さくなるのではないでしょうか。



太陽の北東端に現れた小さい黒点。SDO衛星の磁場と可視光写真。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。