宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/11 --- ---
7/10 --- ---
7/ 9 --- ---

黒点  7/11 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 585 +1.5
-2 h 563 +1.5
-4 h 558 -2.0
-6 h 589 +0.0
-8 h 593 +2.0
-10 h 592 -0.8
-12 h 596 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -11 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^3
7/11 0.6 1x10^4
7/10 0.5 4x10^3
7/ 9 0.7 9x10^0
7/ 8 0.6 8x10^0
7/ 7 0.7 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 7/ 6 14:52 太陽風の速度は下がって、低速風になっています。
2019/ 7/ 7 12:55 太陽の南側に小さい黒点が発生しています。太陽風は低速です。
2019/ 7/ 8 12:55 南半球に第25期の黒点が見えています。太陽風は低速です。
2019/ 7/ 9 12:59 太陽風の小規模の変化が到来しています。太陽は無黒点になっています。
2019/ 7/10 11:56 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。
最新のニュース

2019/ 7/11 12:21 更新
600km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動はやや落ち着いています。

担当 篠原

太陽風は、600km/秒前後の高い速度が続いています。
磁場強度は5nTと平均的な値で安定しています。
磁場強度は下がっていないので、
高速の状態はしばらく続くかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの前半は南寄りになっていましたが、
後半からは北寄りに傾向が変わっています。
このため、磁気圏の活動は活発な状態から次第に下がっていて、
AE指数は初めは1000nT前途の大きな変化が起きていますが、
その後は変化が小さくなっています。

昨日に続き、昭和基地の全天カメラの動画を紹介します。
磁気圏の活動が落ち着いてきた頃の様子ですが、
一時的な磁場の南向きの変化に関係して、
AE指数に500nTの変化が起きた頃の様子です。
きれいなオーロラですが、激しい変化にはなっていない印象です。

今回の高速太陽風はこの後どの様に推移するでしょうか。
引き続き注目してください。


太陽は無黒点です。
穏やかな状態が続いています。


太陽風の高まりの影響で、
放射線帯の高エネルギー電子が増加して、
GOES15の青線が10,000に達しています。
この後、GOES14も続きそうです。



南極・昭和基地の全天カメラで、世界時11日0時に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。