宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:00)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 5 07:27 C2.1
5/ 4 --- ---
5/ 3 --- ---

黒点  5/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2740 2 α C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 481 -0.3
-2 h 471 -0.8
-4 h 491 -1.0
-6 h 499 -0.3
-8 h 493 +0.5
-10 h 513 -1.4
-12 h 486 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 1 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
5/ 5 0.4 9x10^2
5/ 4 0.5 6x10^3
5/ 3 0.5 3x10^3
5/ 2 0.4 5x10^2
5/ 1 0.5 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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太陽風 7日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2019/ 4/30 12:24 太陽風は更に低速になっています。太陽もとても静かです。
2019/ 5/ 1 08:40 300km/秒に近い低速の太陽風が続いています。コロナホールの影響が始まりそうです。
2019/ 5/ 2 08:55 高速太陽風が始まりました。磁気圏の活動もやや高まっています。
2019/ 5/ 3 08:56 高速太陽風の速度は下がり始めています。
2019/ 5/ 4 09:25 太陽の東端から黒点が現れました。この向こう側にかけて、活動的な領域が広がっています。
最新のニュース

2019/ 5/ 5 13:00 更新
新しく現れた2740黒点群でフレアの活動が続いています。

担当 篠原

太陽の東側から現れた黒点は、2740黒点群と番号が付けられました。
昨日のニュースで、出現直後にC1.0フレアが観測された
(4日8時、世界時3日23時)ことをお知らせしましたが、
このフレアは太陽の向こう側では、もっと大きな活動だった様で、
STEREO Ahead衛星のEUVI 195カメラでは、
激しい爆発の様子が観測されています。

もうひとつ前に発生した、更に遠くのフレアと合わせて、
EUVI 195の動画で紹介します。
この写真で、太陽の中心のやや右側で発生しているフレアが
C1フレアに繋がる活動です。
地球から見える側で発生していたら、
どのくらいの規模になっていたのでしょうか。

このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
地球側に位置するSOHO衛星のLASCO C2、C3の動画を掲載します。
地球から見ると、太陽の左側で発生した現象なので、
CMEのガスも左側に飛び出しています。

2740黒点群では、今朝、5日7時半(世界時4日22時半)に、
C2.1の小規模フレアが発生しています。
この後、更に向こう側の領域も見えて来ます。
どの様な活動になるのか注目してください。


太陽風は、昨日の午後から速度が上がり始め、
夜には500km/秒の高速風に達しました。
現在も480km/秒とやや高速の風が続いています。
一方、太陽風の磁場強度は、速度と反対に次第に下がり、
現在は4nT程で安定しています。

磁気圏は、AE指数に小中規模の変化が発生する時間帯が見られますが、
以降は静かになっています。




太陽の東端の2740黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


世界時3日後半に発生した、2740黒点群の向こう側の領域の活動の様子。STEREO Ahead衛星EUVI 195。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


地球側から撮影された、太陽の向こう側の活動で発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。