宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:37)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/30 --- ---
10/29 --- ---
10/28 --- ---

黒点 10/30 (NOAA)
磁場 フレア
2604 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
06:51 611 -0.2
-2 h 616 +1.0
-4 h 550 -2.8
-6 h 553 -0.3
-8 h 599 -0.4
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
10/30 0.3 2x10^4
10/29 0.4 1x10^5
10/28 0.4 9x10^4
10/27 0.4 7x10^4
10/26 0.5 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/10/25 12:53 太陽風磁場が南寄りに変化して、磁気圏の活動を高めています。高速風の到来が近づいています。
2016/10/26 14:29 太陽風の速度は700km/秒に上昇し、激しい磁気圏活動も発生しています。
2016/10/27 14:06 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も活発です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/10/28 15:24 高速太陽風は550km/秒へやや下がっています。磁気圏の活動も少し落ち着いています。
2016/10/29 13:09 太陽風は600km/秒台に再び高まっています。磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2016/10/30 12:37 更新
600km/秒台の高速太陽風が続いています。太陽は無黒点になりそうです。

担当 篠原

太陽風の速度は、600km/秒前後と高い状態が続いています。
昨夜から今日の未明にかけて、
600km/秒台を割るような変化も見られましたが、
その後、再び上昇して、
ACE衛星のグラフではデータが途切れていますが、
DSCOVR衛星の観測によると、
650km/秒まで回復しています。

25日の夜に始まった高速太陽風は、
5日が経過しようとしています。

太陽風の磁場強度は、7nTから5nTへ、
小幅ですが下がりつつあるようです。
高速太陽風の領域は、
後半に入ってきたのではないかと思います。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真でも、
低緯度域のコロナホールは西半球(右側)に通り過ぎて、
これから影響は弱まっていきそうです。

太陽風磁場の南北成分は、
0nTを挟んで、南北に変化しています。
南への振れ幅が大きくなると、
速度も高まっているので、磁気圏の活動は強まります。
AE指数のグラフは、前半に800nT前後の大きめの活動が続き、
後半はやや小さくなっていますが、
500nTに達する変化が発生しています。

高速太陽風は次第に弱まると思われるので、
オーロラの活動も次第に弱まっていくでしょう。


2604黒点群は、今日の写真ではほとんど見えなくなっています。
太陽は無黒点になりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15(青線)の最大値は、100,000を保ちましたが、
昨日の時点で大きく減少しています。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。