宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
今日、M1.2の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/21 10:33 M1.0
09:41 M1.2
09:18 C3.7
08:45 C3.4
07:00 C4.7
7/20 12:31 C2.5
12:07 C4.2
11:37 C1.6
7/19 --- ---

黒点  7/21 (NOAA)
磁場 フレア
2565 8 β C3
2567 16 β M1
2569 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 449 +6.8
-2 h 447 +6.7
-4 h 474 +4.5
-6 h 470 +5.0
-8 h 481 +10.0
-10 h 520 +5.8
-12 h 531 +9.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -17 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
7/21 0.4 2x10^1
7/20 0.4 1x10^4
7/19 0.4 1x10^4
7/18 0.4 1x10^4
7/17 0.4 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 7/16 10:05 2567黒点群が発達しています。600km/秒台の高速太陽風が続いています。
2016/ 7/17 09:18 C6.8の小規模フレアが発生しました。高速太陽風は終わりに近付いています。
2016/ 7/18 10:06 2565群でC6.6の小規模フレアが発生しています。太陽風は平均的な状態に戻っています。
2016/ 7/19 12:09 Cクラスのフレアは続いています。太陽風は低速になりました。
2016/ 7/20 12:40 太陽風の急な強まりが到来し、速度は500km/秒に上がっています。
最新のニュース

2016/ 7/21 12:58 更新
2567黒点群でMクラスのフレアが2回発生しました。

担当 篠原

今朝、2567黒点群で、Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。
21日9時半(世界時21日0時半)のM1.2と、
21日10時半(世界時21日1時半)のM1.0です。

SDO衛星AIA131による動画を掲載します。
動画の中で最も激しく変化が起きているのは、
2つめのM1.0フレアです。

2567群は、今朝になって急に活動度が高まり、
21日7時(世界時20日22時)のC4.6以降、
C3.6、C3.4、C3.7と小規模フレアを起こし、
Mクラスフレアの発生に繋がりました。

Mフレアの発生は、
4月18日のM6.7以来で、3か月ぶりです。
また、2016年のMフレアとしては、7回目と8回目です。
今年は、Xクラスのフレアの発生はなく、
半年を過ぎても、M以上のフレアの発生数は1桁のままです。
昨年は、M以上のフレアは127回起きており、
太陽活動の落ち込みがよく分かります。

2567群の活動に、引き続き注目して下さい。


太陽風は、昨日いっぱい、
550km/秒の高速風が続きましたが、
今日に入るとゆっくりと下がって、
現在は450km/秒とやや高速程度に落ち着いています。
磁場強度は、10nTと強まったままで安定しています。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが西に進んでいます。
続いて、この領域の影響が始まるかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、
昨日のニュース以降は、ずっと北寄りになっています。
このため、磁気圏の活動度は低くなっていて、
AE指数のグラフは、中盤以降は変化がありません。



2567黒点群のフレア活動の様子。M1.2、M1.0と中規模フレアも発生している。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。