宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:05)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/16 09:16 C2.1
00:07 C2.0
7/15 --- ---
7/14 --- ---

黒点  7/16 (NOAA)
磁場 フレア
2562 3 α ---
2565 4 β ---
2566 1 α ---
2567 13 βγδ C2
2568 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 631 -1.4
-2 h 624 +0.7
-4 h 618 +1.5
-6 h 622 +1.5
-8 h 626 -0.3
-10 h 618 +0.6
-12 h 639 -0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -13 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -16 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 6x10^3
7/16 0.3 7x10^3
7/15 0.3 1x10^4
7/14 0.4 1x10^4
7/13 0.4 4x10^3
7/12 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 7/11 13:26 太陽は穏やかです。太陽風は550km/秒の高速風が続いています。
2016/ 7/12 11:31 太陽風の速度は500km/秒へやや下がっていますが、高速風は続きそうです。
2016/ 7/13 19:16 太陽風は600km/秒の高速風になっています。磁気圏の活動も強まりました。
2016/ 7/14 12:44 高速太陽風は次第に速度を下げています。カナダのオーロラをどうぞ。
2016/ 7/15 12:34 太陽風の速度は650km/秒に高まっています。
最新のニュース

2016/ 7/16 10:05 更新
2567黒点群が発達しています。600km/秒台の高速太陽風が続いています。

担当 篠原

昨日、2565黒点群の左に現れた新しい黒点に、
2567黒点群と番号が付きました。
その後、急速に発達して、
現在は2565群と並ぶ大きさに広がっています。
1日半の発達の様子を、SDO衛星可視光写真の動画で紹介します。

フレアは、昨夜と今朝に、
C2の小規模フレアを2回起こしています。
NOAAの黒点群リストによると、
磁場の構造は複雑になっているそうで、
今後、フレアの規模が高まるかどうか注目してください。


太陽風の速度は、650km/秒から620km/秒へ少し下がりましたが、
高速の状態が続いています。
一方、磁場強度は、7nTから4nTへ弱まっています。
高速風の領域としては、終わりに近づいているようです。

太陽風磁場の南北成分は、
0nT付近から、南向きの変化が、度々発生しています。
速度がだいぶ高まっていることもあり、
磁気圏の活動も活発のようで、
オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
500〜800nTの変化が繰り返し発生しています。

グラフの後半に入ると、変化がやや小さくなっていますが、
これは、磁場強度が下がってきて、
南向きの変化も小さくなっている影響でしょう。

27日周期の図を見ると、
前周期は、ちょうど27日前の6月19日から
太陽風速度の低下が始まっています。
SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールは西の端に進み、見えなくなりつつあります。
太陽風の高まりも、そろそろ終わりに向かいそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
10,000を割って、下がり始めています。
高速風も下がり始めているので、
ここからは減少しそうです。



2567黒点群の発達の様子。SDO衛星。
(c) SDO(NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。