宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:55)
昨日、C3.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 3 --- ---
5/ 2 17:32 C3.5
08:26 C2.5
5/ 1 18:07 C2.4

黒点  5/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2535 3 β ---
2536 9 β ---
2539 7 β C3
2540 3 β C4
2541 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:47 538 -1.9
-2 h 544 -2.1
-4 h 533 -4.6
-6 h 517 -5.3
-8 h 508 -4.5
-10 h 460 -5.7
-12 h 448 -2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -47 -/ -
-2 h -41 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -35 -/ -
-8 h -41 -/ -
-10 h -33 -/ -
-12 h -31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
5/ 3 0.3 7x10^3
5/ 2 0.4 2x10^2
5/ 1 0.4 5x10^2
4/30 0.4 1x10^3
4/29 0.4 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 4/28 12:43 太陽風はやや高速で、磁気圏の活動も少し活発になっています。
2016/ 4/29 12:49 太陽風は平均的な状態ですが、コロナホールの影響が近づいています。
2016/ 4/30 09:57 太陽風は低速になっています。コロナホールの影響は始まっていません。
2016/ 5/ 1 09:59 太陽風は平均的な速度で穏やかです。磁気圏の活動が少し高まっています。
2016/ 5/ 2 12:50 コロナホールによる太陽風の高まりが始まりました。
最新のニュース

2016/ 5/ 3 10:55 更新
太陽風の速度は550km/秒に上がっています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド・ダニーデンの中村太一さんより、
昨夜、現地2日21時(世界時2日9時)に撮影された
オーロラの写真をいただきました。
撮影地は、ダニーデンのブラックヘッドビーチとのことです。

日中は雲が多かったものの、夜が更けるとともに天気は回復し、
月明かりがないことも幸いして、
オーロラが目視で動きがはっきり分かるほど楽しめたとのことです。

太陽風の高まりが続いている中のオーロラです。
AE指数のグラフでは、この時間帯はあまり高まっていないのですが、
AE指数のデータ観測点の分布に関係したずれかもしれません。

水平線の彼方のオーロラの光の筋が、とても美しく見えています。
低い空まで星がきれいに写っているので、
空の状態も良かったのだろうと思います。
撮ったばかりの速報をどうもありがとうございます。



太陽風は、450km/秒というやや高速の状態から、
今日に入ると500km/秒へ一段高まり、
現在は550km/秒まで上がっています。

速度と反対に、磁場強度は、8nTから5nTへ下がり、
平均的な状態に戻っています。

高速太陽風の高まりの中心は、
現在地球に到来している領域だったようです。
27日周期の図を見ると、
前周期(4月5日前後)には全く見られなかった太陽風の高まりです。


太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続いています。
-5nT前後の南向きが長い時間続き、速度の高まりもあって、
磁気圏の活動は更に高まっています。
AE指数は、1000nT前後の活発な変化が長時間続いていて、
極域では、激しいオーロラが発生しているのでしょう。

一方、太陽風の磁場強度が下がり始めているので、
高速風の領域は、次第に後半に入っていくと思われます。


太陽では、2539黒点群の左側の2540群で、
C3.5の小規模フレアが発生しました。

しかし、その後、2540群の黒点は見えなくなっています。




ニュージーランド南島ダニーデンで、現地2日21時(世界時2日9時)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地2日21時(世界時2日9時)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。