宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、M6.7の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/18 08:56 M6.7
02:15 C2.4
4/17 04:42 C5.8
4/16 --- ---

黒点  4/18 (NOAA)
磁場 フレア
2529 10 βγ M7
2532 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 387 +9.0
-2 h 395 +8.9
-4 h 395 +4.8
-6 h 396 +5.4
-8 h 400 +1.8
-10 h 396 -2.7
-12 h 394 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -10 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^2
4/18 0.4 4x10^3
4/17 0.4 8x10^3
4/16 0.4 5x10^3
4/15 0.5 1x10^4
4/14 0.7 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 4/13 12:43 今朝より高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。
2016/ 4/14 12:15 2529黒点群が中心に見えています。高速太陽風は終わりに向かっています。
2016/ 4/15 13:40 太陽風磁場の強まりが到来し、磁気圏の活動を高めました。
2016/ 4/16 13:14 C4.1の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。
2016/ 4/17 12:09 C5.8の小規模フレアが発生しました。太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏活動が高まっています。
最新のニュース

2016/ 4/18 13:16 更新
M6.7の中規模フレアが発生しました。M6を超えるフレアは7か月ぶりです。

担当 篠原

今朝、18日9時(世界時18日0時)に、
2529黒点群で、M6.7の中規模フレアが発生しました。

Mクラスに達するフレアは、
2月15日のM1.1以来と、2か月ぶり、
また、M6を超える規模のフレアは、
昨年の秋、2015年9月28日のM7.6以来で、
7か月ぶりとなります。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
初めに、C2.4の小規模フレアが発生し、
その後、規模の大きいフレアが起きています。

このフレアに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
STEREO Ahead衛星のCOR2による動画を掲載します。
太陽の反対側から観測しているため、
CMEのガスは太陽の左側に噴き出しています。

2529黒点群が太陽の西の端に近づいているため、
CMEの影響は及びにくい状況ですが、
飛び出したガスの一部は地球へも向かっているかもしれません。
明日、SOHO衛星の写真が公開されていれば、
より詳しく見ることができるでしょう。

2529群は、引き続き規模の大きいフレアを起こすでしょうか。
今後の変化に注目して下さい。


太陽風は、速度は400km/秒付近と平均的な状態ですが、
深夜から磁場強度の変化が始まり、
今朝、13nT程度にまで強まりました。
現在は、山を越えたのか、10nTに少し下がっていますが、
依然、強まった状態です。

磁場の南北成分は、初めは南向きでしたが、
磁場の強まり以降、北向きに強まっています。
このため、オーロラの活動度を示すAE指数のグラフは、
中盤までは中規模の変化が続いていましたが、
後半からは静かになっています。

現在も磁場は強まったままなので、
南北成分が南寄りに切り替わると、
再び磁気圏は活発になるでしょう。




2529黒点群で発生したM6.7の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M6.7のフレアに伴って発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2529黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。