宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:16)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 1 --- ---
3/31 --- ---
3/30 --- ---

黒点  4/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
2526 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 400 +0.7
-2 h 406 +0.4
-4 h 414 +0.8
-6 h 419 +0.6
-8 h 421 +1.6
-10 h 420 +0.8
-12 h 434 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -9 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^2
4/ 1 0.4 1x10^3
3/31 0.4 5x10^2
3/30 0.3 5x10^2
3/29 0.3 3x10^2
3/28 0.5 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 3/27 09:32 太陽風速度は低速になっていますが、磁場強度がやや強まっています。
2016/ 3/28 13:22 太陽風磁場の強まりは続いています。コロナホールの影響も始まるかもしれません。
2016/ 3/29 12:12 太陽風の速度が高まっています。太陽は穏やかです。
2016/ 3/30 12:23 500km/秒台の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動もやや高まっています。
2016/ 3/31 12:12 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏の活動もある程度高まっています。
最新のニュース

2016/ 4/ 1 12:16 更新
太陽風の速度は400km/秒に下がり、太陽風の高まりは終わりました。

担当 篠原

昨日紹介した、太陽の南西部(右下)で発生した
フィラメント噴出の様子を動画で紹介します。

1枚目は、SDO衛星AIA304による撮影です。
暗く弓状に見えているダーク・フィラメントが、
弾けるように外側へ向かって飛び出しています。

噴出の見え方は見事ですが、現象としては小規模だったようで、
2枚目の動画のSOHO衛星LASCO C2によると、
CME(太陽ガスの放出現象)は、C2で淡く見える程度でした。
方向も右下に向かっていて、地球への影響はありません。


太陽では、その後も目立った活動はなく、
静かな状態が続いています。

黒点も、中央部に2526群がぽつんと見えているだけです。


太陽風は、昨日のニュース以降、速度がゆっくりと下がって、
現在は400km/秒と平均的な速さに戻っています。
磁場強度も、4nTから3nTへ、少し弱くなっています。

磁場の南北成分は、グラフの後半から弱い北寄りになっています。
このため、AE指数のグラフは、前半の変化も小さくなっていますが、
後半はほとんど変化がなくなっています。
太陽風の高まりの終わりとともに、磁気圏も静かになっています。

27日周期の図を見ると、
前周期の3月6日に太陽風の高まりが始まっています。
この変化に関係する可能性のあるコロナホールは、
現在はだいぶ小さくなっています。
今日のSDO衛星AIA193の写真で、
赤道域の西側(右側)寄りに見える、小さい領域です。
今回は、太陽風の変化は弱くなっているかもしれません。
前周期と比較しながら、週末にかけて変化に注目してください。



31日9時(世界時30日0時)頃に、太陽の南西部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出により発生した、淡いCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。