宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:59)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/18 --- ---
8/17 --- ---
8/16 --- ---

黒点  8/17 (NOAA)
磁場 フレア
2400 2 α ---
2401 10 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:46 545 -1.3
-2 h 551 -0.1
-4 h 556 -1.6
-6 h 572 -1.0
-8 h 559 -2.5
-10 h 568 -2.8
-12 h 566 -3.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -29 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -37 -/ -
-8 h -39 -/ -
-10 h -40 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^4
8/18 0.3 3x10^4
8/17 0.3 9x10^3
8/16 0.3 7x10^2
8/15 0.3 8x10^2
8/14 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 8/13 08:56 太陽風は平均的な速さです。太陽も静かです。
2015/ 8/14 09:31 太陽風は350km/秒と低速になっています。太陽は穏やかです。
2015/ 8/15 10:45 太陽風は低速ですが、今後、変化が到来するかもしれません。
2015/ 8/16 14:12 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動も高まっています。
2015/ 8/17 12:32 500km/秒台の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 8/18 08:59 更新
高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も高まっている様です。カナダのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

カナダ南西部のブリティッシュコロンビア州ランビーで
現地16日1時(世界時16日8時)頃に撮影されたオーロラの写真を、
高坂雄一さんよりいただきました。

昨日紹介したオーロラの写真と同じ時間帯です。
縦筋がくっきりとしたピンク色のオーロラが現れたそうです。

オーロラの活動は、南北両半球で発生しますが、
ニュージーランドで見られたオーロラの強まりは、
同じ様に北半球側のカナダでも発生していた様です。
遠く離れた2か所の写真を比べることで、
地球規模で起きていた活動の高まりを実感することができます。

1枚目は通常の撮影ですが、2枚目は星の日周運動を重ねていて、
北の空に(回転の中心が北極星です)オーロラが輝いている様子を
より強く感じることができます。
写っている星も、カシオペヤ座にペルセウス座と秋の気配が感じられます。

とても興味深い、貴重な写真をどうもありがとうございます。



太陽風は、高速の状態が続いています。
昨日のニュース以降、速度は580km/秒まで上がり、
現在は再び550km/秒です。
高速風は2日半続いています。

太陽風の磁場強度は、5nTから7nTに少し上がり、再び5nTに戻っています。
南北成分は、南寄りに振れていて、グラフの前半は -5nT程度に振れています。
速度が高まっていることもあり、磁気圏の活動も強まっている様です。
AE指数のグラフは、最初の部分しかありませんが、
1000nTに達する変化となっています。

高速の太陽風がどこまで続くのか、注目して下さい。
また、SDO衛星AIA193を見ると、
北半球の高緯度側に南北に伸びるコロナホールが、
太陽の中央に見えています。
少し緯度が高めですが、
地球に向かって高速の太陽風を吹き出している可能性があります。
明後日くらいから、こちらの影響もやって来るかもしれません。


太陽は、南半球に2401黒点群が微かに見えているだけです。
しかし、南東の端に活動的な領域が近づいていて、
ここから黒点が姿を現すかもしれません。

フレアの発生は特になく、X線のグラフはほとんど変化がありません。


高速太陽風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子も増加しています。
GOES15(青線)は10,000を超え、GOES13(赤線)もすぐ近くです。
明日も、更に高まっているかもしれません。




カナダ・ブリティッシュコロンビア・ランビーで、現地16日1時頃(世界時16日8時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


カナダ・ブリティッシュコロンビア・ランビーで、現地16日1時頃(世界時16日8時)に撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。