宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:50)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/23 --- ---
3/22 --- ---
3/21 16:33 C1.8
09:00 C1.4

黒点  3/23 (NOAA)
磁場 フレア
2303 4 β ---
2305 10 βγ ---
2306 2 β ---
2307 5 β ---
2308 4 β ---
2309 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:47 562 -1.8
-2 h 557 -2.3
-4 h 556 +7.5
-6 h 575 +4.3
-8 h 589 +1.2
-10 h 592 -0.5
-12 h 639 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -17 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^3
3/23 0.4 7x10^3
3/22 0.5 5x10^4
3/21 0.3 7x10^4
3/20 0.4 5x10^4
3/19 0.4 5x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2015/ 3/18 11:09 CMEによる太陽風の乱れが到来し、磁気圏が激しく乱れています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/19 11:53 太陽風は670km/秒の高速風になり、磁気圏の活動も続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/20 10:05 500km/秒台後半の高速太陽風が続き、磁気圏も活動的です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/21 14:47 太陽風は600km/秒近い高速風が続き、磁気圏の活動も続いています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2015/ 3/22 12:09 600km/秒台の高速太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2015/ 3/23 12:50 更新
高速太陽風は続いています。ムルマンスクより皆既日食の写真をどうぞ。

担当 篠原

ロシア・ムルマンスクの福島留美さんより、
3月20日に北大西洋を中心に発生した
皆既日食の写真をいただきました。

1枚目の写真は、
ムルマンスク市で撮影された、地上からの日食です。
ムルマンスクでは、食分 0.87 と部分日食でしたが、
かなり大きく欠けていました。
全般的に雪雲が多くて、見づらかったとのことです。
でも、写真としては雲が特別な雰囲気を醸し出しています。

2枚目は、アエロフロートによるチャーター機で、
皆既日食帯まで出かけた、空からの撮影です。
見事にコロナが写っています。
このツアーは、日食が良く見える側の席がわずか数時間で、
反対側の席も2日間で、それぞれ完売したそうです。

赤く染まった空の低い部分との組み合わせがとてもきれいです。
ツアーに参加した人たちも大いに満足だったのではないでしょうか。

福島さんのブログには、
更に多くの写真が紹介されています。
どうぞご覧下さい。
貴重な写真をありがとうございます。



太陽風は、依然高速風が続いています。
速度は、650km/秒から、一時的に700km/秒に上がり、
今日に入った頃から600km/秒を割りましたが、
依然、570km/秒程度と高い速度を保っています。

速度が高まったのは17日でしたので、
6日間にわたって500km/秒を超える状態が続いています。

太陽風の磁場強度も、10nTに達する変化も発生して、
現在も7nTとやや強まった状態が続いています。

磁場の南北成分は、北寄りの時間帯が長くなっていますが、
部分的に南向きに振れています。
この時に、磁気圏の活動が強まっていて、
AE指数では、1300nT、800nTという活発な変化が起きています。
(3枚目に、京都大学WDCの図を掲載しています)

高速太陽風は、そろそろ終わりに近づいていると思いますが、
27日周期の図を見ると、
前周期の2月24〜26日に500km/秒弱の速度の弱い高まりが来ています。
このため、ゆっくりと下がっていくことになるかもしれません。


太陽では、2305黒点群の左側に黒点が増え、
2308群、2309群が出現するなど、
昨日よりも賑わっています。

フレアの発生は特になく、X線のグラフは穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子は、減少が始まっています。
昨夜の高まりでは、既に10,000の線を割った様です。
今後も次第に下がっていくでしょう。




明日、24日から28日まで学校の用事でタイとベトナムに行きます。
(宇宙天気とは全く関係ありません)
記事の更新が不定期になりますので、ご了解下さい。
先週ではなくて良かったです。



3月20日の日食をムルマンスク市より撮影。
(c) 福島留美氏、リアナ・ヴェレシャギナ氏


3月20日の日食を、航空機で皆既帯上空より撮影。
(c) 福島留美氏、パヴェル・アレクセーエフ氏


世界時22日のAE指数(速報値)。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。