宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:38)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/20 02:56 C2.1
11/19 19:00 X1.0
09:20 C1.8
00:52 C2.6
11/18 23:00 C7.0
13:09 C2.8
12:26 C2.1
04:57 C3.4
04:00 C3.0
00:03 C3.0

黒点 11/19 (NOAA)
磁場 フレア
1893 15 βδ X1
1895 1 α ---
1896 1 α ---
1897 28 βγ C3
1899 6 α ---
1900 10 β C2
1902 1 α ---
1903 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:26 391 -3.2
-2 h 393 -0.2
-4 h 388 -1.0
-6 h 395 -3.2
-8 h 390 +0.1
-10 h 385 -0.1
-12 h 375 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -12 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -12 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.0 7x10^1
11/20 4.0 8x10^1
11/19 2.3 7x10^1
11/18 0.4 6x10^1
11/17 0.4 5x10^1
11/16 0.4 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/11/15 13:10 Cクラスのフレアが続いていますが、規模は小さくなっています。太陽風は低速です。
2013/11/16 11:56 1899黒点群は肉眼で見える大きさです。太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動が高まりました。
2013/11/17 14:11 フレアの発生頻度が上がっています。500km/秒の高速太陽風が到来しています。
2013/11/18 12:18 Cクラスのフレアが続いています。高速の太陽風は終わっています。
2013/11/19 09:49 Cクラスのフレアが続いています。1899黒点群は肉眼で見つけられます。
最新のニュース

2013/11/20 08:38 更新
太陽の西端でX1.0の大規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。

担当 篠原

昨夜、19日19時(世界時19日10時)に、
太陽の西の端の1893黒点群で、
X1.0の大規模フレアが発生しました。
Xフレアの発生は、11月10日のX1.1以来です。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で、
そして、フレアを起こした頃の1893黒点群を、
SDO衛星可視光カメラの拡大写真で紹介します。

フレアにより、太陽の右端が瞬間的に非常に明るく輝いています。
1893黒点群は複雑な形に変化していて、
昨日のニュースの時点でも気になっていたところでした。

このフレアに伴って、CMEも発生しています。
SOHO衛星とSTEREO Behind衛星による噴出の様子を紹介します。
SOHO衛星は最初の写真が欠けていて、
既に噴き出したところから始まっています。

フレアは太陽の端近くで起きているため、
ガスは地球へほとんど向かってきていない様に見えます。
太陽風への影響は、到来しても小規模でしょう。

GOES衛星のX線グラフでは、
その他にC1〜2のフレアが5回ほど発生していますが、
特に活発という様子ではありません。
1893黒点群はもうすぐ没して見えなくなりそうですが、
もうしばらく注目して下さい。


太陽風は、360km/秒から400km/秒へゆっくりと速度が上がり、
平均的な速さになっています。
磁場強度も4nTに上がって、平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの後半から南向きにも振れる様になっていて、
AE指数で300nTくらいの小規模の磁気圏活動も起きています。

太陽風は、基本的には穏やかな状態が続くでしょう。




太陽の西の端で発生したX1.0フレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Xフレアを起こした1893黒点群。SDO衛星の可視光写真。
(c) SDO (NASA)


フレアに伴って発生したCMEの様子。SOHO衛星LASCO C3とSTEREO Behind衛星COR2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。