宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:54)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/21 11:31 C2.9
6/20 18:12 C1.9
6/19 18:26 C8.4
16:19 C3.5
09:50 C2.3
07:54 C1.6

黒点  6/21 (NOAA)
磁場 フレア
1770 1 α ---
1772 17 β ---
1773 12 β C2
1774 4 β ---
1775 11 βδ C1
1776 12 β C4
1777 1 α C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 492 -2.6
-2 h 497 -5.1
-4 h 496 -5.0
-6 h 475 +2.8
-8 h 398 -7.5
-10 h 373 +0.9
-12 h 381 +2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -4 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 3 -/ -
-8 h 17 -/ -
-10 h 18 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^1
6/21 0.3 2x10^2
6/20 0.4 4x10^2
6/19 0.3 7x10^2
6/18 0.3 1x10^3
6/17 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/16 14:40 太陽の東側に黒点群が7つ見えています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2013/ 6/17 12:20 太陽は黒点がにぎやかに見えています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2013/ 6/18 12:32 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は280km/秒とかなり低速です。
2013/ 6/19 11:44 C1〜2の小規模フレアの発生が増えています。太陽風はかなり低速です。
2013/ 6/20 11:44 太陽の東端でC8.4のフレアが発生しました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。
最新のニュース

2013/ 6/21 11:54 更新
高速太陽風が到来しました。現在は500km/秒ですが更に高まるかもしれません。

担当 篠原

高速の太陽風が到来しました。

昨日は280km/秒まで下がっていた太陽風の速度は、
昨夜のうちに350km/秒に少し上がり、
未明の21日3時半(世界時20日18時半)頃から更に上昇を始めて、
500km/秒と高速の状態に達しています。

太陽風の磁場強度は、10nT前後に強まった状態が続いています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールの中心部は、まだ太陽の中心線に到達したくらいです。
従って、高速風領域はまだ序盤で、
前周期の変化の様にこれから更に高い速度の太陽風が
やって来る可能性があります。
この後も太陽風の変化に注目して下さい。


太陽風磁場の南北成分は、0nTをはさんで北や南に振れています。
速度が上がってきていることもあって、磁気圏の活動は強まる傾向にあり、
AE指数のグラフは、500nTを超える変化を観測しています。

太陽風の乱れが続きそうなことから、
磁気圏活動もしばらく活発な状況が続きそうです。


太陽では、C1のフレアが3回と、
ちょうど今、C2.9に達するフレアが発生しています。
しかし、特に活動が高まっている様子ではありません。

1週間ほど前に太陽の東端から次々と現れた黒点群の集団は、
太陽の西半球側に入っています。
可視光による拡大写真を掲載しますが、
右上の1776黒点群や、右下の1772群は形の変化が目立ち、
左下の1775群は大きな姿を保っています。



今日は太陽の高度が最も高くなる夏至です。
しかし、鹿児島は台風(既に低気圧に変わったそうです)
の接近により天気が悪く、太陽を見ることができません。



上から順に、1776、1773、1770、1774、1772、1775黒点群
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。