宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:44)
昨日、C8.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/20 --- ---
6/19 18:26 C8.4
16:19 C3.5
09:50 C2.3
07:54 C1.6
6/18 16:03 C2.2

黒点  6/20 (NOAA)
磁場 フレア
1770 1 α ---
1772 14 β C1
1773 19 β C2
1774 3 α ---
1775 13 βδ C2
1776 7 β C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:37 285 -1.1
-2 h 301 -5.1
-4 h 298 -6.9
-6 h 279 -2.9
-8 h 283 +0.1
-10 h 289 -0.3
-12 h 300 -1.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -4 -/ -
-2 h 1 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 10 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
6/20 0.3 4x10^2
6/19 0.3 7x10^2
6/18 0.3 1x10^3
6/17 0.3 2x10^3
6/16 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 6/15 12:21 太陽風は320km/秒と低速になっています。太陽の東から黒点が更に現われています。
2013/ 6/16 14:40 太陽の東側に黒点群が7つ見えています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2013/ 6/17 12:20 太陽は黒点がにぎやかに見えています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2013/ 6/18 12:32 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は280km/秒とかなり低速です。
2013/ 6/19 11:44 C1〜2の小規模フレアの発生が増えています。太陽風はかなり低速です。
最新のニュース

2013/ 6/20 11:44 更新
太陽の東端でC8.4のフレアが発生しました。太陽風は高速風が近づいているかもしれません。

担当 篠原

昨夕、19日18時半(世界時19日9時半)に、
C8.4と大きい小規模フレアが発生しました。
起きたのは太陽の東端の向こう側です。

SDO衛星AIA131によるフレアの様子をご覧ください。
前後に見えていたプロミネンスのループがきれいだったので、
時間を長くとって、たっぷり1日半の動画です。

この場所は、これまでもフレアの活動が見られて注目していましたが、
今日の可視光写真ではとうとう黒点が姿を現しています。
今後どのような活動を起こすのでしょうか。


太陽風は、また速度が下がって、
280km/秒と一段と遅い風になっています。

一方、磁場強度は、ずっと5nTで安定していましたが、
今朝くらいからゆっくりと高まり始め、
現在は9nTくらいに上がっています。

太陽の北半球に広がっているコロナホールの影響が
近づいているのかもしれません。
今日のSDO衛星AIA193を見ると、コロナホールの先頭(右端)は
太陽の西側に進んでいます。
もう少し時間がかかるかもしれませんが、
速度も上昇を始めるかもしれません。

前周期は700km/秒を超える高速風が到来した期間なので、
今後の変化に注目して下さい。


磁気圏は、比較的穏やかです。
AE指数のグラフでは、磁場の南向きに対応して、
弱い変化が発生している程度です。



SDO衛星AIA131による、太陽の東端で発生したC8.4フレアとその前後の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端から新しい黒点が姿を現しました。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。