宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:07)
昨日、C2.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風が非常に高速です。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線がやや強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/26 --- ---
5/25 19:40 C2.1
10:28 C1.6
01:30 C2.1
5/24 10:18 C2.5
03:41 C3.4
00:25 C2.6

黒点  5/26 (NOAA)
磁場 フレア
1748 2 α ---
1753 2 α ---
1754 9 β ---
1755 12 β C2
1756 21 βγ C3
1757 1 α C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 725 +2.0
-2 h 709 +3.7
-4 h 767 +2.6
-6 h 629 -6.6
-8 h 620 -4.4
-10 h 616 -2.9
-12 h 552 -1.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -67 -/ -
-2 h -63 -/ -
-4 h -70 -/ -
-6 h -67 -/ -
-8 h -90 -/ -
-10 h -86 -/ -
-12 h -73 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 7x10^2
5/26 6.9 2x10^3
5/25 48.7 2x10^3
5/24 828.0 4x10^3
5/23 1660.0 4x10^3
5/22 1.2 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/21 12:28 太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/ 5/22 12:16 太陽風の速度がやや高速になっています。Cクラスのフレアが続いています。
2013/ 5/23 11:32 太陽の西の端でM5.0の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。
2013/ 5/24 13:38 太陽南東の1756黒点群が大きくなっています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
2013/ 5/25 10:25 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度は500km/秒台に上がっています。
最新のニュース

2013/ 5/26 12:07 更新
太陽風の速度が700km/秒台に高まっています。磁気圏の活動も激しくなっています。

担当 篠原

昨夜より、500km/秒だった太陽風の速度は更に上昇を始め、
今朝、26日6時(世界時25日21時)には、
750km/秒とかなり高い速度になりました。
6時間ほど経過した現在も太陽風は700km/秒台を保っています。

22日に発生したCMEの影響とすると少し遅過ぎるように思います。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の北西(右上)にコロナホールがあるので、
この領域の影響かもしれません。

27日前の前周期はここにコロナホールはなかったので、
太陽風の変化に注目していたのですが、
緯度が高いので影響は小さいのではないかと思っていました。

コロナホールの影響だとすると、
太陽風の速度が700km/秒台まで上がるのはかなり久しぶりです。


太陽風磁場の南北成分は、-5nTくらいの南向きに頻繁に振れています。
速度の高まりも重なって、活発な磁気圏活動が発生しています。
AE指数は、1500nTに達する大きな変動を繰り返しています。
極域ではにぎやかなオーロラの活動が見られたのではないでしょうか。


コロナホールは、左端が太陽の中心線を過ぎたくらいです。
この領域と関係する変化であれば、
高速風は、更に4日くらい続く可能性があります。
現在の太陽風の磁場強度は10nTです。
この値が下がり始めるまでは、
現在の様なかなり高い速度が続くかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、現在はそれほど高まっていませんが、
今後、大きく上昇する可能性があります。


太陽は、1755、1756黒点群で、
C1〜2の小さなCクラスフレアが発生した程度で、穏やかです。
1756黒点群の活動は弱まっている様です。

また、太陽の東の端から1757黒点群が現われました。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。