宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:25)
今日、C2.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/25 01:30 C2.1
5/24 10:18 C2.5
03:41 C3.4
00:25 C2.6
5/23 23:44 C3.9
12:56 C2.3

黒点  5/25 (NOAA)
磁場 フレア
1748 4 β ---
1753 3 β ---
1754 9 β ---
1755 12 βγ C1
1756 21 βγ C4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 512 -4.0
-2 h 527 -2.7
-4 h 558 +6.1
-6 h 557 -4.5
-8 h 432 -2.7
-10 h 447 -1.2
-12 h 458 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -47 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -37 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -22 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 12 4x10^2
5/25 49 2x10^3
5/24 828 4x10^3
5/23 1660 4x10^3
5/22 1 3x10^2
5/21 3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
Alaska (SALMON)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/20 11:18 太陽の東西でCクラスのフレアが続いています。弱い太陽風の乱れが到来しました。
2013/ 5/21 12:28 太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。
2013/ 5/22 12:16 太陽風の速度がやや高速になっています。Cクラスのフレアが続いています。
2013/ 5/23 11:32 太陽の西の端でM5.0の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。
2013/ 5/24 13:38 太陽南東の1756黒点群が大きくなっています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2013/ 5/25 10:25 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来しました。太陽風の速度は500km/秒台に上がっています。

担当 篠原

CMEによる太陽風の乱れが未明に到来しました。
ACE衛星では、25日2時半(世界時14日17時半)に
太陽風の速度が450km/秒から550km/秒に急に上昇し、
磁場強度も5nTから15nTに高まっています。
太陽風の乱れとしては、特に強い変化ではありません。

この太陽風の強まりは、
25日3時(世界時14日18時)過ぎくらいに地球に到来しました。
茨城県柿岡の地磁気観測所の磁場データを1枚目に、
GOES衛星の磁場の北向き成分の変化を2枚目に掲載します。
世界時24日18時頃を見ると、各データは急に変化をしています。
これは、太陽風の急な強まりによって、
磁気圏が急に押しつぶされたことを示しています。


太陽風磁場の南北成分は、
擾乱の到来時に-10nTを超えるくらいに大きく南向きに振れました。
その影響で、磁気圏の活動度もより高まった様で、
AE指数はこの辺りで1000nTの変化をしています。
しかし、特に激しいというほどの変化ではありません。

また、太陽風磁場の南北成分は、
この前からずっと南寄りの傾向が続いていました。
このため、AE指数自体はグラフの全体に渡って、
500〜1000nTと活動的な状態になっています。
(このため、急な乱れによるAE指数の強まりが目立たなくなっています)


現在の太陽風は、速度は500km/秒、磁場強度は7nTと、
既に擾乱は弱まりつつあります。
太陽風の一時的な乱れは今日のうちに通り過ぎてしまいそうです。


太陽の活動は、C2、C1と小さなフレアが2回発生した程度で、
穏やかになっています。
1756黒点群は、一休みなのか、弱まろうとしているのか、
引き続き注目してください。

太陽放射線は、10にまで下がっています。
強まりは終わりつつあります。




茨城県柿岡の地磁気観測所で観測された、太陽風の急な強まりによる磁場変化。
(c) 気象庁地磁気観測所


GOES衛星の北向き磁場の強度変化。太陽風の急な強まりによって磁気圏が圧縮された。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。