宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:18)
今日、C9.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/20 09:33 C4.0
06:15 C4.7
05:58 C3.2
02:36 C9.9
02:06 C4.2
00:08 C6.3
5/19 18:08 C3.4
5/18 12:30 C6.0

黒点  5/20 (NOAA)
磁場 フレア
1744 3 β ---
1745 8 β ---
1746 5 β ---
1747 2 α ---
1748 23 βγδ C6
1750 12 β C6

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:07 436 +6.5
-2 h 418 +2.0
-4 h 376 +0.0
-6 h 379 +1.1
-8 h 372 -1.0
-10 h 376 +0.1
-12 h 378 -5.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -24 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -30 -/ -
-6 h -35 -/ -
-8 h -35 -/ -
-10 h -44 -/ -
-12 h -42 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.9 8x10^1
5/20 4.8 1x10^2
5/19 9.4 6x10^1
5/18 41.7 4x10^2
5/17 30.2 2x10^2
5/16 32.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 5/15 11:46 今朝、1748黒点群でX1.2の大規模フレアが発生しました。Xフレアは4回めです。
2013/ 5/16 12:28 昨日のX1.2フレアのCMEが地球方向にも向っているようです。太陽のHα写真をどうぞ。
2013/ 5/17 12:01 1748黒点群でM1.3の中規模フレアが発生しました。今夜くらいに太陽風の乱れが到来するかもしれません。
2013/ 5/18 13:12 1748黒点群でM3.2の中規模フレアが発生しました。今朝、小規模の太陽風の乱れが到来しました。
2013/ 5/19 13:07 1748群は縮小の傾向が続いています。今夜以降に太陽風の乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2013/ 5/20 11:18 更新
太陽の東西でCクラスのフレアが続いています。弱い太陽風の乱れが到来しました。

担当 篠原

太陽は、昨日の夜くらいから活動度が高まり、
20日0時(世界時20日15時)にC6.3、
20日2時(世界時20日17時)にC9.9、
20日6時(世界時20日21時)にC4.7と、
大きめの小規模フレアが続いて起きています。

GOES衛星のX線カメラによる動画を掲載します。
太陽の右と左で次々に爆発が発生しています。

発生地点は西端(右端)の1750黒点群と、
東端(左端)に現れた新しい黒点群で、
これまで注目されていた太陽中央部の1748群ではありません。
1748黒点群は、昨日よりも更に小さくなっています。

太陽の東端では、
北半球側と南半球側それぞれに新しい黒点が現われています。
大きさはそれほどでもありませんが、
C9.9のフレアを起こしているので、今後の動きに注目して下さい。


太陽風は、17日のCMEの影響が、
今朝、20日7時半(世界時19日22時半)にACE衛星で観測されています。
変化は小さく、速度は380km/秒から450km/秒に上がった程度です。
磁場強度も、5nTから一時的に15nTに上がって、現在は10nTです。

磁場の南北成分は北向きに振れています。
そのため、磁気圏への影響は強まっていません
(AE指数のグラフの右端の部分)。

むしろ、AE指数のグラフでは、
その前に起きていた700〜1000nTの大きな変化が目立っています。
これは、太陽風磁場の南北成分が半日近く
-5nTの南向きになっていた影響です。


今後の太陽風についてですが、
27日周期の図の前周期の4月24日以降に発生している
太陽風磁場のセクターの切り替わりと、速度の高まりが、
明日以降に回帰してくる可能性があります。
過去、4周期くらいに見られている変化です。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球側に大きなコロナホールが見えています。




太陽の右端と左端でCクラスのフレアが続きました。GOES衛星のX線写真。
(c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端から新しい黒点群が姿を現しました
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。