宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:51)
今日、C1.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 4 06:27 C1.7
1/ 3 --- ---
1/ 2 --- ---

黒点  1/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
1638 2 α ---
1640 28 βγδ C2
1641 1 α ---
1642 1 α ---
1644 2 α ---
1645 11 β ---
1646 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:47 312 -0.7
-2 h 303 -0.0
-4 h 302 +0.7
-6 h 301 +2.7
-8 h 300 +2.4
-10 h 295 +1.8
-12 h 295 -0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 11 -/ -
-2 h 14 -/ -
-4 h 15 -/ -
-6 h 15 -/ -
-8 h 1 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^1
1/ 4 0.3 3x10^1
1/ 3 0.3 3x10^1
1/ 2 0.3 3x10^1
1/ 1 0.3 2x10^1
12/31 0.3 3x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/30 10:15 太陽風は低速ですが、磁場が少し強まっています。
2012/12/31 11:09 太陽風の速度が480km/秒に高まりました。太陽は新しい黒点が発生しています。
2013/ 1/ 1 13:58 太陽はBクラスのフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2013/ 1/ 2 11:48 太陽風は300km/秒の低速風になりました。12月の黒点数は40.8でした。
2013/ 1/ 3 10:29 太陽風磁場が南寄りに振れて、オーロラの活動が少し高まりました。
最新のニュース

2013/ 1/ 4 09:51 更新
太陽風は300km/秒と低速の風が続いています。太陽の黒点が増えています。

担当 篠原

昨日に続いて、ノルウェー・トロムソのオーロラを紹介します。
今日の動画では、オーロラはトロムソの北の空に低く輝いています。
太陽風が弱まっている時は、
高緯度側の空に光っていることがよくあります。

現在の太陽風は、
速度(ACEの図の黄色線)は300〜320km/秒と低速の状態が続いています。
2nTに弱まっていた磁場強度(白線)は、
今日に入った頃から5nTと平均的な値に高まっています。

ACE衛星のグラフの最後のところで、
磁場の南北成分(赤線)が
北向き(プラス側)から南向き(マイナス側)へ変化しています。
掲載した動画のオーロラは、この辺りの時間帯に見られたものです。

太陽風の磁場は、最後に-4nT近くまで南向きに振れていて、
この辺りでもう一段強いオーロラが発生した可能性もあるのですが、
トロムソの空は曇ってしまいました。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の中心付近に小さいですが、
コロナホールの暗い領域が見えています。
このコロナホールは、前周期(27日前)の太陽にはありませんでした。

27日周期の図の前周期の太陽風は、
今後も300km/秒台前半の低速の風が続いていますが、
今回は、この小さなコロナホールの影響が多少見られるかもしれません。
3〜4日後の1月7〜8日頃の太陽風の変化に注目してください。


太陽は、新しい黒点があちこちに現われていて、
可視光写真がにぎやかになっています。

中心部に現われた黒点には、1645黒点群と番号が付きました。
また、北西部にひとつと、東端にふたつ、
それぞれ新しい黒点が現われています。

フレアは、1640黒点群で発生したC1.7の小規模フレア程度です。
久しぶりにフレアの活動度が高まるかどうか、
新しい黒点群の様子に注目してください。




ノルウェー・トロムソの全天カメラで撮影された、北の空に低く輝くオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。