宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/10 02:20 C1.4
12/ 9 --- ---
12/ 8 06:14 C3.9

黒点 12/10 (NOAA)
磁場 フレア
1623 1 α ---
1629 4 β ---
1630 5 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 325 -3.3
-2 h 334 -2.1
-4 h 331 -1.8
-6 h 322 -1.6
-8 h 318 -4.3
-10 h 317 -4.6
-12 h 316 -2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -5 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 3 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 17 -/ -
-12 h 14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
12/10 0.3 5x10^1
12/ 9 0.3 6x10^1
12/ 8 0.4 6x10^1
12/ 7 0.3 5x10^1
12/ 6 0.3 5x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/12/ 5 12:58 太陽風の速度は450km/秒に少し高まりました。現在は下がっています。
2012/12/ 6 11:16 太陽は穏やかです。太陽風も低速で磁気圏も静かです。12月の黒点数をどうぞ。
2012/12/ 7 12:26 太陽風は300km/秒とだいぶ低速です。太陽のフレア活動も静かです。
2012/12/ 8 14:08 太陽風の速度が260km/秒近くまでかなり下がっています。
2012/12/ 9 10:49 太陽風は300km/秒を割る低速風が続いています。磁気圏も静穏です。
最新のニュース

2012/12/10 12:30 更新
太陽風磁場が南向きになって、オーロラの活動をやや高めています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風の磁場強度はもう少し高まって、8nT程に強まりました。
磁場の南北成分は、初めは北向きに強まっていたのですが、
9日20時(世界時9日11時)頃から南向きに切り替わり、
以降、-5nT前後の南向きがずっと続いています。

この影響で、磁気圏の活動度が高まり、
極域ではオーロラが活発に現れています。
国立極地研究所による
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画を紹介します。
特に世界時22時頃に激しい動きが撮影されています。

AE指数のグラフも、300nT前後の変化が続く様になっています。
世界時22時に発生した急な強まりは、
トロムソのオーロラの強まりと関係した変化です。


太陽風は、速度も少し高まっていますが、
340km/秒と遅い状態のままです。

太陽風磁場の南向きは、少し弱まってきた感じです。
この後、どのくらいまで続くでしょうか。


太陽は、1630黒点群でC1.4のCクラスフレアと、
Bクラスの小さなフレアが数回発生した程度で、
穏やかな状態です。




ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、活発なオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。