宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、M2.8の中規模フレアが発生しました。
また、M6.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/14 12:58 M1.1
12:07 C1.7
11:13 C1.6
05:49 M2.8
02:32 C1.8
11/13 19:04 C3.1
17:03 C2.2
15:50 C3.4
14:41 M2.5
10:58 M6.0
10:11 C3.5
09:09 C4.4
08:13 M2.0
06:33 C2.5
03:44 C2.0
11/12 19:17 C2.9

黒点 11/14 (NOAA)
磁場 フレア
1610 18 βγ C3
1611 8 βγ ---
1612 1 α ---
1613 6 βγδ M6
1614 13 β C2
1615 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 396 -14.8
-2 h 383 -16.3
-4 h 375 -14.1
-6 h 363 -8.2
-8 h 362 -6.5
-10 h 369 -4.8
-12 h 378 +2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -101 -/ -
-2 h -62 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 9x10^0
11/14 0.3 2x10^1
11/13 0.3 7x10^1
11/12 0.7 5x10^1
11/11 1.1 1x10^2
11/10 2.4 8x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/11/ 9 12:10 太陽でフレア、CMEの発生が続いています。太陽風は平均的な速度に戻りました。
2012/11/10 13:17 太陽風は低速になり、磁気圏も静穏です。CMEが発生しています。
2012/11/11 15:04 太陽でMフレアやプロミネンスの噴出が発生し、にぎやかです。太陽風はとても遅い状態です。
2012/11/12 12:32 太陽風は300km/秒と低速ですが、明日くらいから乱れが到来しそうです。
2012/11/13 09:59 太陽風の乱れが到来して、オーロラの活動が強まっています。また、M2.0フレアが発生しました。
最新のニュース

2012/11/14 13:16 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、活発なオーロラ活動が発生しています。中規模フレアも続いています。

担当 篠原

昨日の夕方、13日17時(世界時13日8時)に、
太陽風の乱れの第二波がやって来ました。
太陽風の磁場強度が、それまでも10nTに強まっていたのですが、
更に20nTへ強まっています。
一方、速度の変化は特にありませんでした。

太陽風磁場の南北成分は、
始めは北向きに+20nT近くまで振れていたのですが、
時間とともに0nTに近づき、
14日2時(世界時13日17時)に南向きに切り替わりました。
その後は、南向きが強まって、
今朝、14日8時(世界時13日23時)以降は、
-15nT程度の強い南向きになっています。

この影響で、磁気圏のオーロラ活動も激しくなっています。
AE指数のグラフは、
800nTから1000nTを超える活発な変動が続いています。

国立極地研究所による、
ノルウェー・トロムソのオーロラの様子を動画でご覧ください。
世界時14日0時以降の動画で、
AE指数が1000nTに達する激しい変化を記録していた頃の様子です。


現在の太陽風の磁場強度は、急に10nTに下がっています。
磁場の南向き成分も、一気に -5nT近くに弱まっています。
太陽風の乱れは、終息に近づいているようですが、
このまますぐに終わってしまうのか、もうしばらく続くのか、
この後の変化に注目してください。
もうしばらく続くと、
アラスカのライブカメラでにぎやかな光景が見られそうですが。


太陽は、1613黒点群で、M6.0、M2.5、M2.8、M1.1(ちょうど起きました)
と4回の中規模フレアと、
Cクラスフレアが多数の発生して、活発な活動が続いています。

太陽全体では、黒点が多数見えていて、
その他の領域の活動にも注目してください。




ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、激しいオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。