宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:52)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/30 06:55 C1.9
9/29 --- ---
9/28 08:33 C3.7
02:02 C4.4

黒点  9/30 (NOAA)
磁場 フレア
1575 1 α C1
1577 8 β C4
1579 5 β C4
1582 1 α ---
1583 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:47 278 -0.8
-2 h 275 -1.9
-4 h 282 -1.4
-6 h 286 -0.1
-8 h 286 -2.4
-10 h 292 -2.2
-12 h 291 -0.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 118 -/ -
-2 h 132 -/ -
-4 h 147 -/ -
-6 h 149 -/ -
-8 h 188 -/ -
-10 h 222 -/ -
-12 h 269 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.4 2x10^2
9/30 2.6 2x10^2
9/29 6.0 3x10^2
9/28 28.4 2x10^2
9/27 0.9 5x10^2
9/26 0.9 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 9/25 11:19 新しい黒点が現われています。太陽風は低速で、磁気圏も静かです。
2012/ 9/26 10:59 C3、C4のフレアが発生しました。太陽風はかなり低速になっています。
2012/ 9/27 09:19 太陽のフレア活動は静穏ですが、黒点は多く見えています。
2012/ 9/28 12:18 C4、C3のフレアが発生しました。太陽風は穏やかです。
2012/ 9/29 11:36 地球方向にCMEが飛び出しています。明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2012/ 9/30 09:52 更新
太陽風はかなり低速になっています。明日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

太陽風は、速度が更に下がり続け、
270km/秒とかなり遅い風になっています。

磁場強度も、昨日よりは少し高くなっていますが、
3〜4nTと弱い状態です。

27日周期の図を見ると、セクター境界がやって来て、
太陽風磁場の大まかな方向が「A」から「T」に変わっています。
それとともに、磁場の南北成分が南寄りに振れる様に変わり、
-2nTと小さい振幅の南向きが続いています。

AE指数のグラフの後半に小さな変化が見られているのは、
この磁場の方向の変化によるものでしょう。


昨日お知らせしたCMEによる太陽風の乱れが、
明日くらいに地球に到来すると思われます。
今夜以降、太陽風の変化に注目してください。

磁場の強まりがやって来て、太陽風磁場が大きく南に振れた場合、
オーロラの活動が激しくなったり、磁気嵐が発生する可能性があります。
今夜は中秋の名月で、満月のために空はかなり明るそうですが、
極域ではにぎやかなオーロラを楽しめるかもしれません。


太陽は、北西端近くの1575、1577黒点群の活動度が上がり、
C1の小さな小規模フレアが10回ほど発生しています。
GOES衛星のX線グラフも全体のレベルが少し上がっています。

更に活動度が高まるのかどうか、引き続き注目してください。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。