宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:25)
昨日、C1.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/26 --- ---
8/25 11:03 C1.7
8/24 --- ---

黒点  8/26 (NOAA)
磁場 フレア
1546 1 α ---
1552 1 α ---
1553 3 β ---
1554 9 β C2
1555 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 510 +1.8
-2 h 536 +1.8
-4 h 525 -1.6
-6 h 505 -0.1
-8 h 516 +0.5
-10 h 530 +3.4
-12 h 541 +1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -69 -/ -
-2 h -67 -/ -
-4 h -59 -/ -
-6 h -61 -/ -
-8 h -47 -/ -
-10 h -57 -/ -
-12 h -45 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^2
8/26 0.3 7x10^2
8/25 0.3 7x10^3
8/24 0.4 5x10^3
8/23 0.3 6x10^3
8/22 0.6 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/21 11:27 太陽は穏やかです。太陽風の速度は下がり始め、高速風は終わりつつあります。
2012/ 8/22 11:30 太陽は穏やかです。太陽風はやや低速になっています。
2012/ 8/23 12:10 太陽、太陽風ともに穏やかです。コロナホールが太陽の中心に来ています。
2012/ 8/24 16:28 太陽風は穏やかです。明日くらいから高速風が始まりそうです。
2012/ 8/25 10:25 太陽風の磁場強度が強まり、速度が上昇を始めそうです。
最新のニュース

2012/ 8/26 11:25 更新
高速の太陽風が到来し、500km/秒台の太陽風が続いています。

担当 篠原

昨日のニュースの直後、25日11時(世界時25日2時)過ぎから、
太陽風の速度は上昇を始め、
25日15時(世界時25日6時)頃に600km/秒に達しました。
コロナホールによる高速風が始まりました。

速度が上がるとともに、磁場強度は5nT前後に下がっています。

しかし、今回の高速太陽風はあまり勢いがなく、
速度が上がるとすぐに下がり始めて、半日ほどで500km/秒まで下がり、
以降は500〜530km/秒で推移しています。

SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールは
それほど大きくはなかったので、
高速風領域がこの程度の規模なのは妥当と言えるかもしれません。
今日いっぱい高速状態が続いて、
明日くらいからは通常の太陽風に戻っているかもしれません。

AE指数は、500nT前後の変化が発生してやや活発という程度です。
太陽風の速度は上がりましたが、
磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化しているだけで、
磁気圏へのエネルギーの流れ込みは大きくなりませんでした。


太陽は、中央の1554黒点群で、C1.7の小規模フレアが発生した程度で、
穏やかな状態が続いています。
1554群の規模はやや縮まっている感じも受けます。

東の端から現われた黒点群は、1555群と番号が付きました。
この群も特にフレアは起こしていません。
この向こうから別の活動領域が姿を現しそうです。

今日のSDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
太陽の北東端(左上)から、太陽の中心を通って南西(右下)へ、
ダークフィラメント(黒く細い筋)が延々と伸びているのが印象的です。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。