宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:27)
一昨日、M2.0の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/21 --- ---
8/20 --- ---
8/19 14:39 C2.3
13:01 C1.5
11:20 C1.9
08:15 M1.3
07:37 M1.0
04:05 C2.5
00:43 M2.0

黒点  8/21 (NOAA)
磁場 フレア
1546 2 α ---
1547 5 β ---
1548 3 β M2
1549 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 491 -0.4
-2 h 487 +0.1
-4 h 499 -0.4
-6 h 518 -1.6
-8 h 538 -0.2
-10 h 554 -3.0
-12 h 562 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -30 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -35 -/ -
-6 h -37 -/ -
-8 h -42 -/ -
-10 h -39 -/ -
-12 h -42 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
8/21 0.4 3x10^3
8/20 0.5 6x10^2
8/19 0.4 2x10^3
8/18 0.3 3x10^3
8/17 0.4 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/16 10:16 太陽風はやや高速です。明日以降、太陽風に変化が到来する可能性があります。
2012/ 8/17 12:32 CMEの影響が到来して太陽風磁場が南向きになり、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 8/18 13:30 太陽の東端から新しい黒点が姿を現し、Mフレアを4回起こしています(最大M5.5)。
2012/ 8/19 08:01 北東端の黒点群はフレア活動を続けています。太陽風はコロナホールの影響が始まりそうです。
2012/ 8/20 12:32 500km/秒台後半の高速風が到来しています。太陽のフレア活動は静かになっています。
最新のニュース

2012/ 8/21 11:27 更新
太陽は穏やかです。太陽風の速度は下がり始め、高速風は終わりつつあります。

担当 篠原

太陽のフレア活動はすっかり静かになり、
フレアは、昨日の午後にBクラスの小さな変化が起きたのが最後です。
SDO衛星の可視光写真を見ると、1548黒点群は小さく、
活発な活動は終わってしまったようです。

今日の太陽は、北半球側に、1548群、1546群、新黒点、1547群と、
4つの黒点群が斜めにきれいに一列に並んでいます。

SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによると、
太陽の北に向かって、きれいな形をしたCMEが噴き出しています。
STEREO衛星で調べると、
太陽の裏側で起きたフィラメントの噴出によるCMEです。
地球への影響はありません。


太陽風は、昨日いっぱい550〜570km/秒の高速風が安定して続いていましたが、
今日に入った頃から速度が下がり始め、
現在は480km/秒と高速状態が終わりつつあります。

磁場強度も、速度と同じ様に下がり始めて、
現在は3nTと弱くなっています。

コロナホールの影響を抜け出して、太陽風は通常の状態に戻りそうです。

磁気圏のオーロラ活動は、太陽風磁場が南北に振れていた影響で、
AE指数で500〜700nT程度の変化が頻繁に起きていました。
しかし、現在は磁場強度が弱まり、速度も下がっていることから、
磁気圏も穏やかになっていくでしょう。



今日の鹿児島は、曇っていることもありますが、
風がいつもより涼しくなっています。
セミの鳴き声はにぎやかですが、秋が近づいている様です。
学校の夏休みは、始まってまだ10日なのですが。




SOHO衛星LASCO C2、C3による、太陽の北へ噴き出すCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。