宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:04)
今日、C2.9の小規模フレアが発生しました。
また、M1.6の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 7 12:05 C2.0
01:51 C2.9
8/ 6 23:00 C2.3
20:26 C1.6
19:15 C1.7
16:56 C6.3
13:33 M1.6
09:39 C9.4
8/ 5 11:20 C1.8

黒点  8/ 7 (NOAA)
磁場 フレア
1532 1 α C2
1535 4 β ---
1537 1 α ---
1538 5 β ---
1539 1 α C1
1540 13 β ---
1541 1 α ---
1542 2 α M2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:56 405 +3.1
-2 h 398 -0.1
-4 h 400 -0.1
-6 h 393 -4.3
-8 h 406 -1.5
-10 h 375 +2.2
-12 h 332 -4.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -5 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
8/ 7 0.3 4x10^2
8/ 6 0.4 4x10^2
8/ 5 0.6 4x10^2
8/ 4 0.7 3x10^2
8/ 3 1.2 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 8/ 2 08:55 小さなフレアが続いています。太陽風は穏やかです。
2012/ 8/ 3 08:03 太陽は穏やかです。太陽風にCMEの弱い影響が到来しています。
2012/ 8/ 4 15:01 Cクラスフレアが続いています。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2012/ 8/ 5 11:54 C3.5の小規模フレアが発生し、CMEも飛び出しています。太陽風は低速です。
2012/ 8/ 6 13:18 太陽の東端でC9のフレアが発生しました。太陽風は330km/秒と低速です。
最新のニュース

2012/ 8/ 7 13:04 更新
Mクラスのフレアを起こした黒点群が東から上がってきました。

担当 篠原

昨日動画で紹介した太陽の東端のフレアは、
その後も発生が続き、6日13時半(世界時6日4時半)のM1.6の中規模フレアを最大として、
C6.3、C2.3、C2.8や、C1のフレアをいくつも起こしています。
昨日に続いて、SDO衛星AIA131の動画でその様子を紹介します。
太陽の左端が、ちかちかと何度も輝いています。

現在の可視光写真では、この領域には黒点が見えています。
1542黒点群と番号が付けられました。

X線のグラフを見ると、昨夜以降はフレアの発生は減っていますが、
この後も活動の強まりに注目してください。

太陽面では、北東の端(左上)からも新しい黒点群が姿を現しています。


太陽風は、速度が350km/秒から400km/秒に上がり、
平均的な速度に戻っています。
磁場強度も5nTと平均的な強さです。

そして、太陽風磁場の南北成分は-3nTほどの南寄りになっています。
このため、磁気圏のオーロラ活動はやや強まり、
AE指数は500〜700nTくらいの中規模の変化が頻繁に発生しています。


太陽風は、基本的にはこの後も穏やかな風が続きそうですが、
4日に発生したCMEの影響が、今夜か明日くらいに、
ある程度到来する可能性があります。
大きな変化にはならないと思いますが、磁場が南向きに強まる変化がやって来ると、
オーロラの活動が活発化するでしょう。




SDO衛星のAIA131カメラによる、太陽の東端で次々に発生するフレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。