宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:03)
昨日、C1.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 --- ---
8/ 2 03:33 C1.8
8/ 1 21:48 C2.3
12:50 C2.4
06:59 C2.4
02:08 C4.0

黒点  8/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1528 1 α C2
1529 1 α ---
1530 1 α ---
1532 9 β C2
1535 12 βγ C2
1536 7 β C4
1537 1 α ---
1538 6 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:56 481 -1.3
-2 h 457 -0.6
-4 h 447 -4.1
-6 h 452 +2.0
-8 h 459 +11.7
-10 h 426 -8.9
-12 h 393 +2.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -28 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -15 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 2x10^2
8/ 3 1.2 5x10^2
8/ 2 1.0 1x10^3
8/ 1 1.0 1x10^3
7/31 1.1 1x10^3
7/30 2.1 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/29 12:07 今朝、M6.1の中規模フレアが発生しました。太陽風の磁場の強まりは終わりました。
2012/ 7/30 12:42 M2.3の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度で安定しています。
2012/ 7/31 11:22 太陽風の磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。太陽ではM1のフレアが発生しています。
2012/ 8/ 1 12:17 太陽ではCクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 8/ 2 08:55 小さなフレアが続いています。太陽風は穏やかです。
最新のニュース

2012/ 8/ 3 08:03 更新
太陽は穏やかです。太陽風にCMEの弱い影響が到来しています。

担当 篠原

太陽のフレア活動は、一段と弱まっています。
昨日は、C1.5の小さなCクラスフレアが2回発生しただけです。
しかも、そのひとつは西の端の向こう側の現象で(実際の規模はより大きかったのでしょう)、
地球に向いた側では、1532群で発生した1回だけでした。

GOES衛星のX線グラフを見ると、小さな変動が少なくなり、
全体的な強度も下がっています。
黒点群は多いので、また活発化するかもしれませんが、
現状では静かな太陽になっています。


太陽風は、昨夕、2日18時(世界時2日10時)に、磁場の強まりが到来しました。
それまでの5nTから、10〜15nTに強まり、
南北磁場も+10nTから -10nTの範囲で大きく変化しています。

速度の変化は小さく、400km/秒から450km/秒に上がった程度です。

NOAA/SWPCの報告では、
7月29日に発生したCMEの影響がやって来たのではないかと考えています。
5日近くかけて地球までやって来たことになり、
時間がかかっているだけに、変動もあまり強くなかったのでしょう。

この太陽風の変動の影響で、
磁気圏のオーロラ活動もある程度強められています。
AE指数のグラフでは、図の後半から500〜800nTの中規模の変化が発生しています。
しかし、変化としてはそれほど大きなものではありません。


変動が到来して半日ほど経過しましたが、
太陽風の速度は480km/秒と少し高まっていますが、
磁場強度は5nTと平均的な強さに戻っています。

太陽風の強まりはもうしばらくすると終わって、
穏やかな状態に戻るでしょう。



今朝は茨城から更新しています。
昨日は地磁気観測所にお邪魔して、
地球の主磁場の成分を測定する、
地磁気絶対観測の方法を勉強してきました。
猛暑の中、観測所の方々にたいへん親切に教えていただきました。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。