宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:05)
今日、M2.8の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/28 05:15 C2.0
01:41 M2.8
7/27 22:55 C1.5
20:44 C2.5
14:56 C2.4
12:56 C5.0
11:24 C1.7
7/26 --- ---

黒点  7/28 (NOAA)
磁場 フレア
1526 3 β ---
1528 2 α C5
1529 2 α ---
1530 3 β C2
1531 3 β C2
1532 3 β M3
1533 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 352 +10.1
-2 h 353 +10.9
-4 h 373 +8.2
-6 h 332 +7.1
-8 h 325 +6.0
-10 h 323 +5.4
-12 h 329 +1.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.2 3x10^3
7/28 3.3 4x10^3
7/27 4.3 4x10^3
7/26 9.2 5x10^3
7/25 10.6 5x10^3
7/24 12.8 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 7/23 12:05 太陽風は平均的な速度に戻りつつあります。太陽は静かです。
2012/ 7/24 11:58 太陽の裏側で1520黒点群が大きなフレアとCMEを起こしてます。太陽風はやや高速です。
2012/ 7/25 11:21 太陽風は500km/秒台の高速風です。太陽はCクラスのフレアを起こしています。
2012/ 7/26 13:08 太陽風は400km/秒に速度が下がり、磁気圏も静穏です。
2012/ 7/27 12:42 太陽でC1の小さなフレアが発生しています。太陽風は低速ですが、高速風が近づいているかもしれません。
最新のニュース

2012/ 7/28 11:05 更新
太陽風の磁場が強まっています。高速風が近付いている可能性があります。

担当 篠原

太陽風に変化が始まっています。
今朝、28日4時(世界時17日19時)頃から磁場強度が強まり始め、
6時間ほど経過した現在、13nTまで強まっています。

太陽風速度の変化はまだ見られず、360km/秒前後と低速のままです。
掲載のACEのグラフでは大きく揺れているように見えますが、
これはグラフの縦軸の関係で、振れ幅は30km/秒程度です。

この変化から、コロナホールによる高速太陽風が近付いている可能性があります。
27日周期の図を見て下さい。
前周期の6月30日にも、磁場の強まりと速度の高まりが発生しています。
現在、この変化の回帰を見ているのかもしれません。
引き続き注目してください。


太陽風の磁場は強まっていますが、南北成分は完全に北を向いています。
このため、磁気圏は静穏で、
AE指数は全く変化していません。

しかし、磁場強度が強まっているため、
今後、磁場が南向きに反転する様な変化が発生すると、
磁気圏の活動も一気に高まります。
この変化にも注目してください。


太陽では、1528黒点群で27日13時(世界時17日4時)にC5.0、
1532黒点群で28日2時(世界時27に17時)にM2.7と、
大きめのフレア活動が発生しました。

1528群では小さなフレア活動が続いていて、
今後も小規模のフレアを起こしそうです。

また、南東の1532黒点群は大きな姿を見せています。
これからどのような活動をするのでしょうか。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。