宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:18)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/25 --- ---
6/24 --- ---
6/23 15:54 C2.8

黒点  6/24 (NOAA)
磁場 フレア
1511 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 358 +0.4
-2 h 367 +1.7
-4 h 364 +3.5
-6 h 366 +4.2
-8 h 364 +3.8
-10 h 363 +1.8
-12 h 360 +2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 4 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^3
6/25 0.4 8x10^3
6/24 0.4 6x10^3
6/23 0.3 7x10^3
6/22 0.3 1x10^4
6/21 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/20 11:31 太陽風は、速度、磁場強度ともに平均的な状態です。太陽では黒点たちが西の端に近付いています。
2012/ 6/21 09:27 沈みかけた黒点群でCクラスのフレアが起きています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2012/ 6/22 12:32 太陽に小さな黒点が発生しています。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2012/ 6/23 13:21 太陽には小さな黒点が見えるだけです。太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。
2012/ 6/24 13:45 太陽は無黒点寸前です。向こう側でCMEが噴出しています。太陽風は低速になりました。
最新のニュース

2012/ 6/25 09:18 更新
太陽に新しい黒点群が出現しています。太陽風は低速ですが、磁場強度が強まっています。

担当 篠原

太陽の南東端(左下)に新しい黒点が現われました。
昨日の消えかけの1511黒点群よりもしっかりと見えています。
これでしばらく、太陽の無黒点は回避できるかもしれません。


太陽風は、360km/秒と低速で安定しています。
磁場強度は昨日までは5nTを前後していたのですが、
昨夜より少しずつ強まり、現在は10nT近くに高まっています。

今のところ、高速風が始まる様子は見られないので、
27日周期の図で前周期の5月30日の前後に見られた
太陽風磁場の強まりの領域が回帰しているのかもしれません。
もしそうであれば、2〜3日程度磁場が強まった状態が続く可能性があります。
また、速度も400km/秒台に上がるかもしれません。

現在の磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。
これは、太陽風磁場が北寄りに推移しているためでしょう。
現在磁場強度が強まっているので、今後南寄りに振れる様になると、
小中規模のオーロラ活動が発生する可能性があります。


SDO衛星AIA193の太陽コロナを見ると、
東端の赤道付近にコロナホールの薄暗い領域が見えてきました。
ここから北半球の高緯度領域側へ広がる大きなコロナホールがあります。
1週間後くらいから、この領域からの高速太陽風が地球にやって来るでしょう。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。