宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:56)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/16 09:43 C2.5
03:05 C2.1
6/15 22:07 C3.5
05:46 C4.1
6/14 22:38 M1.9
21:33 C2.7
20:03 C5.0
19:34 C2.6
16:23 C2.0
04:17 C6.8
03:47 C2.8
00:24 C6.2

黒点  6/16 (NOAA)
磁場 フレア
1504 18 βγ M2
1505 9 β C1
1506 4 α ---
1507 12 β C6
1508 9 β C1
1509 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:48 321 -0.4
-2 h 314 +1.4
-4 h 320 +0.6
-6 h 313 -1.4
-8 h 320 +1.4
-10 h 312 -0.2
-12 h 305 +0.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -1 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -2 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^3
6/16 0.8 1x10^3
6/15 1.0 1x10^3
6/14 0.3 1x10^3
6/13 0.3 1x10^3
6/12 0.3 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/11 12:15 黒点数の推移を紹介します。太陽はM1のフレアが発生しています。太陽風は穏やかです。
2012/ 6/12 12:00 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 6/13 15:37 1504黒点群が目立っています。太陽風磁場は弱まり、太陽風はやや低速です。
2012/ 6/14 09:37 M1.2の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/15 12:14 太陽でM1.9のフレアが発生しました。CMEも発生しています。明日以降、太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2012/ 6/16 12:56 更新
1504黒点群はCクラスのフレアを続けています。今夜以降、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

1504黒点群は巨大な姿を見せています。
SDO衛星より公開されている4096x4096の可視光写真から、
黒点群を切り出してみました。
複雑な形をしていて、迫力いっぱいです。
この大きさだと肉眼で見つけられそうなのですが、
残念なことに鹿児島は梅雨の雨がひどく、しばらく無理なようです。
もし太陽が見えていたら、先日活躍した日食メガネで挑戦してはいかがでしょうか。

その1504黒点群は、C3.4、C1.1、C2.0と、
Cクラスのものばかりですが、活動を続けています。
しばらく静かにして、再び大きな活動を起こすことも多いので、
引き続きフレアの発生に注目してください。


太陽風は、速度は320〜330km/秒とだいぶ遅くなってきました。
磁場強度も、3〜4nTとやや弱めです。

磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化していません。


そして、いよいよ今夜以降、CMEによる太陽風の乱れが連続でやって来る可能性があります。
ひとつめは、13日21時(世界時13日12時)のM1.2フレアに伴うもので、
3日後にあたる、今夜あたりから到来の可能性が高まります。
ふたつめは、14日22時(世界時14日13時)のM1.9フレアに伴うものです。
こちらは、明日の午後以降注意が必要でしょう。



SDOの可視光写真による、巨大な1504黒点群。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。