宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
今日、C4.1の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/15 05:46 C4.1
6/14 22:38 M1.9
21:33 C2.7
20:03 C5.0
19:34 C2.6
16:23 C2.0
04:17 C6.8
03:47 C2.8
00:24 C6.2
6/13 21:34 M1.2
18:12 C2.7
12:13 C2.2
09:26 C1.9

黒点  6/15 (NOAA)
磁場 フレア
1504 20 βγδ M2
1505 10 β C2
1506 7 β C2
1507 15 β C7
1508 12 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:06 341 +0.8
-2 h 342 +1.1
-4 h 341 +1.1
-6 h 356 +1.2
-8 h 356 -1.0
-10 h 364 -0.9
-12 h 378 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^3
6/15 0.4 1x10^3
6/14 0.3 1x10^3
6/13 0.3 1x10^3
6/12 0.3 9x10^3
6/11 0.3 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/10 13:32 Mクラスのフレアが発生しました。太陽風は平均的な風になり、磁気圏も穏やかです。
2012/ 6/11 12:15 黒点数の推移を紹介します。太陽はM1のフレアが発生しています。太陽風は穏やかです。
2012/ 6/12 12:00 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏活動が強まっています。
2012/ 6/13 15:37 1504黒点群が目立っています。太陽風磁場は弱まり、太陽風はやや低速です。
2012/ 6/14 09:37 M1.2の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
最新のニュース

2012/ 6/15 12:14 更新
太陽でM1.9のフレアが発生しました。CMEも発生しています。明日以降、太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

一昨日に続いて、昨夜も1504黒点群で中規模フレアが発生しました。
14日22時(世界時14日13時)に、M1.9の規模です。
ピークの高さも発生時刻も(これは地球側の都合ですが)、変化の様子まで、
昨日お知らせしたフレアとそっくりです。

SDO衛星AIA193による、フレア発生時の様子を動画で紹介します。
爆発前後の激しい変動をご覧ください。

また、このフレアに伴ってCME(太陽ガスの放出現象)も発生しています。
SOHO衛星LASCO C3による動画を掲載します。
昨夜は、1504黒点群は太陽の中心に位置していたため、
CMEのガスの広がりは見事に左右対称に広がっています。
上下方向は、黒点が南側に位置しているため、
下側のガスがより濃く、上側のガスはやや薄く見えています。

この様子だと、昨日の記事のCMEに続いて、
こちらのCMEの影響も地球に到来しそうです。
3日程度と見積もると、17日の午後から18日にかけての到来でしょうか。
土曜日に昨日のCME、日曜日に今日のCMEと、
2日連続で慌ただしいことになるかもしれません。

SpaceWeather.comに、
昨日のCMEの到来予想図が掲載されています。
これによると、日本時間で16日の深夜から17日に入った頃となりそうです。
記事はやがて今日のCMEの予想図に置き換わるでしょう。
ご覧になるときは、どちらのCMEか注意してください。


1504黒点群は大きな姿を保っています。
今朝もC3.0の小規模フレアを起こすなど、活動は続いています。
引き続き注目してください。


太陽風は、速度は340km/秒に下がり、更に低速になっています。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱まっています。

磁気圏は静穏で、AE指数のグラフはほとんど変化していません。


今日から明日の昼頃までは、このまま穏やかに推移するでしょう。
そして、明日の夜以降は、CMEによる太陽風の乱れが到来すると予想されます。
500km/秒台くらいの高速風が到来し、磁場強度が強まるなどの変化が見られそうです。

その時に、太陽風の磁場が強く南を向いた場合は、
地球では活発なオーロラ活動が起きる可能性があります



SDO衛星AIA193によるM1.9フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。